糖尿病の治療やダイエットに役立てられているオゼンピックは、週に1回自分で注射をして投与する薬です。
「オゼンピックを使いたいけど自己注射をしたことがなく、使い方に不安がある」という方もいるのではないでしょうか?
そこでこの記事では、オゼンピックの基本的な使い方や量の決め方、打つ時間、空打ちについて紹介します。
目次
オゼンピックの使い方
オゼンピックの自己注射の手順は以下の通りです。
- 注射器や薬剤の状態を確認する
- 注射針を取り付ける
- 初回の場合は空打ちをする
- 投与量を設定し、注射する
- 注射針をはずし、薬剤を保管する
1.注射器や薬剤の状態を確認する
使用前に以下のことを確認しましょう。
- 使用期限が切れていないか
- 薬剤が凍っていないか
- 薬剤が無色で、にごりや浮遊物がないか
- 注入器に破損や異常がないか
- 薬の名前はあっているか
もし異常がある場合は使用せず、一度クリニックに相談してください。
2.注射針を取り付ける
まず手をせっけんでよく洗い、オゼンピックのゴム栓をアルコール綿でふきます。
次にペンのキャップをはずして注射針をセットします。
注射針についている保護シールをはがしたとき、後針(針の根本部分)が曲がっていないかどうかチェックしてください。
針は斜めにセットしないように注意し、まっすぐ刺すようにします。
まっすぐ取り付けるのが難しい場合は、机の上で針をすべらせるようにセットするとよいです。
針が入っていた針ケースはのちほど使うので捨てないようにしてください。
3.初回の場合は空打ちをする
初めてオゼンピックを使うときは、動作確認が必要です(2回目以降の使用であれば不要)。
まずダイアルが「0」になっていることを確認し、「0」のすぐあとの点線目盛にダイアルをあわせます。
その後容器を数回はじき、気泡を上部に集め、針先を上にしたまま注入ボタンを押し込みます。
針先から薬液が出て、ダイアルが「0」になったことが確認できれば動作確認は終了です。
4.投与量を設定し、注射する
投与量の調整は、ダイアルが「0」になっていることを確認した上で、医師に指示された量まで回しておこないます。
0.25mg、0.5mg、1.0mgのいずれかにダイアルのポインターをあわせましょう。
設定ができたら、注射するところを消毒し、注射針をまっすぐ刺します。
このとき、注入ボタンに手が触れないようにし、根元まで刺しましょう。
針を刺したら、「カチッ」という音がするまで注入ボタンを押します。
このとき、ダイアルの数字が「0」になるのを必ず確認しましょう。
注入ボタンを押したままゆっくり数えて6秒以上待ち、針を抜きます。
注射する部位はおなか、太ももの外側、二の腕の外側となりますが、医師の指示に従って部位を決めてください。
また同じ場所に何度も注射することは避け、前回注射した位置から2~3cm以上ずらすようにしましょう。
5.注射針をはずす
注射が終わったら、針ケースを針にまっすぐ付けます。
このとき、針キャップはつけないようにしましょう。
針ケースごと回し、まっすぐ引っ張って針をはずします。
後針が折れているなどの異常がなければ、針はそのまま捨ててください。
オゼンピックの保管方法
オゼンピックを保管するさいは、以下のポイントに注意しましょう。
【未使用の場合】
- 冷蔵庫で保管する
- 凍らせないようにする(凍ったオゼンピックは使用しない)
- 冷蔵庫内の冷風が直接当たらないドアポケットなどに入れる
【使用中の場合】
- 30℃以下の室温または冷蔵庫で保管する
- 使用開始後8週間以内に使用する
- 保管する時は注射針を外してペンのキャップをつける
【共通】
- オゼンピックや注射針は子供やペットの手の届かないところに保管する
- 水がかかりやすい、直射日光が当たる、高温や低温になりやすい場所は避ける
- ホコリやゴミが付着しやすい場所、汚れやすい場所を避け、清潔な場所で保管する
とくに「オゼンピックを凍らせてしまった」というケースが多いようです。
凍ったオゼンピックは使用不可になるので注意してください。
オゼンピックを打つタイミング・時間はいつがよい?
オゼンピックは週に1回、同じ曜日に投与するのが基本です。
注射する時間帯も毎回同じにすることが推奨されています。
食前・食後などの縛りもなく、自分の生活リズムにあわせた時間や曜日を選べるので、打ち忘れないようなタイミングを選びましょう。
なおオゼンピックを打つ曜日を変更したい場合は、前回の注射から48時間以上あけたうえで、新たな曜日で投与してください。
オゼンピックの投与量はどう決める?
オゼンピックの投与量は、下痢や嘔吐などの胃腸の副作用をなるべくおさえるため、最初は必ず0.25mgから始めます。
0.25mgを週に1回注射し4週間続けた後、0.5mgを同じように4週間続けます。
その後は0.5mgをキープするか、1.0mgに増量するかを医師が一人一人の状態を見て判断。
オゼンピックは自己注射での投与となるので、医師が決めた用量で注射するようにしてください。
オゼンピックは2mgで何回打てる?
オゼンピックは2mg入りのものがおもに処方されています。
週に1回、0.25mg・0.5mg・1.0mgのいずれかの用量で注射するので、打てる回数は以下の通りになります。
- 0.25mg:8回(約2ヶ月分)
- 0.5mg:4回(約1ヶ月分)
- 1.0mg:2回(約2週間分)
ただし、用量が途中で増減する場合は1本で使用できる回数も変化します。
たとえば最初の4週間は0.25mgを投与し、その後0.5mgに増量する場合は6回分(1.5ヶ月分)です。
オゼンピックを打ち忘れてしまった時の対処法
「オゼンピックをうっかり打ち忘れてしまった!」というときもあるでしょう。
そんなときでも、慌てなくて大丈夫です。
オゼンピックを打ち忘れてしまったときは、次のように対処しましょう。
- 次の投与予定日まで48時間以上ある場合:
気づいたタイミングですぐに1回分を投与し、その後はいつもの曜日に投与する - 次の投与予定日まで48時間未満の場合:
忘れた分は投与せず、次の投与予定日に1回分を投与する
なお、打ち忘れてしまったからといって倍の量を投与すると、副作用のリスクが高まるのでやめましょう。
何キロ痩せる?オゼンピックの効果
オゼンピックは、糖尿病治療に役立てられている「GLP-1受容体作動薬」の一つ。
オゼンピックを自己注射で身体に注入することで、以下の効果が期待できます。
- 脳の満腹中枢を刺激し、少量の食事で満足感を得られるようになる
- 胃の動きを穏やかにし、満腹感をキープさせる
- 血糖値をコントロールし、脂肪の蓄積や空腹感をおさえる
脳やすい臓にはたらきかけることで食欲や血糖値をコントロールし、摂取カロリーを減らしつつ脂肪の蓄積をおさえ、体重を減らすという仕組みです。
オゼンピックを使用しているだけで痩せられるわけではなく、オゼンピックを使用して食生活や体質が変わることでだんだん体重が減っていくので知っておきましょう。
なお、オゼンピックはオンライン診療クリニックなどで医師の診察を通して入手することができます。
オゼンピックで何キロ痩せる?
海外の研究で、オゼンピックの有効成分である「セマグルチド」の体重減少効果を検証したものがあります。
・糖尿病のない過体重または肥満の成人338人を対象に、68週間、1日1回リラグルチド3.0mgまたは週1回セマグルチド2.4mg(オゼンピックの有効成分)を投与
・平均体重変化は、リラグルチド3.0mg群で-6.4%、セマグルチド2.4mg群で-15.8%
出典:Rubino D, et al. Effect of Weekly Subcutaneous Semaglutide vs Daily Liraglutide on Body Weight in Adults With Overweight or Obesity Without Diabetes.https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC8753508/
ただしこれは日本人ではなく海外の人を対象とした研究であり、日本では1回あたり1.0mgまでの投与しかおこなわれていません。
そのためここまでの体重減少は実現しない可能性もあります。
何キロ痩せたかは参考程度になりますが、体重減少効果は期待できるといってよいでしょう。
オゼンピックの副作用
ダイエットをサポートしてくれるオゼンピックですが、副作用もあります。
オゼンピックのおもな副作用は以下の通りです。
- 下痢
- 便秘
- 吐き気
- 腹痛
- 胸やけ
- おなかの張り
- めまい
- 倦怠感・脱力感 など
食欲をおさえる効果があるぶん、消化器系の副作用が起こることがあります。
また、重篤な副作用もごくまれに起こります。
- 低血糖
- 膵炎
- 胆嚢炎・胆管炎 など
低血糖の場合は、手足のふるえ、動悸、冷や汗、空腹感、めまい、ふらつきなどの症状が出ます。
それらを感じたら、あめなどのブドウ糖をすぐに摂取しましょう。
また激しい腹痛や嘔吐がある場合は膵炎、腹部の右上の痛み・発熱・黄疸(白目や皮膚が黄色くなる)などがある場合は胆のうや胆管の病気が疑われます。
気になる症状が出たら、早めに医療機関を受診してください。
オゼンピックを使用してはいけない人
体質や状況によって、オゼンピックを使用してはいけない人もいます。
- 妊娠中・妊娠の可能性がある・授乳中の人
- オゼンピックの成分に対するアレルギーがある人
- 糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡または前昏睡、1型糖尿病の人
- 重症の感染症にかかっている人
- 手術を受ける前・受けた後の人
- 膵炎になったことがある人
気になる症状や病歴がある場合は、事前カウンセリングで医師に必ず伝えましょう。
オゼンピックとほかの薬との違い
GLP-1受容体作動薬には、オゼンピック以外にもさまざまな薬があります。
| 薬の種類 | 初回の 薬代の目安 | 薬の形態 | 服用・注射の 頻度 | 有効成分 | 作用する範囲 |
|---|---|---|---|---|---|
| リベルサス | 8,500円~1.8万円 | 飲み薬 | 1日1回 | セマグルチド | GLP-1の受容体に作用 |
| オゼンピック | 2.2万円~3万円 | 自己注射 | 1週間に1回 | セマグルチド | GLP-1の受容体に作用 |
| マンジャロ | 1.9万円~3.1万円 | 自己注射 | 1週間に1回 | チルゼパチド | GIPとGLP-1の両方の 受容体に作用 |
| サクセンダ | 1.5万円~2.3万円 | 自己注射 | 1日1回 | リラグルチド | GLP-1の受容体に作用 |
オゼンピックの有効成分はリベルサスと同じ「セマグルチド」です。
オゼンピックとリベルサスの違いは投与方法で、リベルサスは1日1回服用する飲み薬となります。
マンジャロ・サクセンダは自己注射の薬ですが、有効成分や投与頻度などが異なります。
自分の生活スタイルや予算にあった薬を、医師と相談しながら選びましょう。
オゼンピックが自宅で買える!おすすめオンライン診療クリニック2選
オゼンピックをオンラインで買えるおすすめクリニックを紹介します。
| オゼンピックの値段(税込) /1本(2mg) | 薬以外の費用 | |
|---|---|---|
| DMMオンライン クリニック | 23,833円~ 24,200円 | 【診察料】 0円 【配送料】 550円 |
| デジタルクリニック グループ | 20,900円~ 26,125円 | 【診察料】 1,650円 ※初回のみ 【配送料】 550円 クール便 1,100円 ※全国一律 【その他】 手数料330円 ※コンビニ後払い、代引きの場合 |
まとめ買いがコスパ抜群「DMMオンラインクリニック」
DMMオンラインクリニックの特長
- オゼンピック1本(2mg)が税込24,200円
- 初診も再診も無料
- オゼンピックはまとめ買いが超オトク
DMMオンラインクリニックは 24時間いつでも好きな時間で診療予約が取れるのがポイント。
また最短当日で薬を受け取れるので、思い立ったらすぐにメディカルダイエットを始めることもできます。
※当日配送は、東京都23区、大阪市24区内において8:00~20:00で対応
※エリアごとに当日便の利用金額が異なります
また定期購入やまとめ買いにすると、単品よりもかなりお得に。
らくらく定期便なら、購入分を自動で自宅に送ってくれるから、薬を受け取る手間ナシ!
診察料はいつでも無料なので、万が一服用していて困ったことがあっても気軽に相談してみましょう。
※DMMオンラインクリニックはオンライン診療のプラットフォームサービスです。
※診療は提携先医療機関が行っています。
はじめてなら薬代1,000円OFF!デジタルクリニックグループ
デジタルクリニックグループの特長
- オゼンピックが26,125円~で、再診料はいつでも0円
- 専門の医療チームが、いつでもチャットでアフターケア
- クリニックからとわからないような、目立たない梱包だから安心
デジタルクリニックグループ(デジクリ)のオンライン診療は、24時間365日いつでも可能。
空いていれば当日の予約もできます。
さらに、初診料1,650円さえ払えば、その後の再診料はナシだから、薬代と配送料だけでOK(※)。
まとめ買いをするほど、1か月あたりの価格もお手ごろに。
診察を受ける手間ナシで、自宅に届けてくれるから、継続して続けたい人も安心です。
※コンビニ後払いまたは代引きを利用する場合は、各種手数料として330円が発生。
オゼンピックに関するQ&A
ここではオゼンピックに関するQ&Aを紹介します。
Q.オゼンピックの使用で初回に注意すべきことは?
初めてオゼンピックを使うときは、必ず注射器の動作確認が必要です。
「オゼンピックの使い方」でも紹介していますが、
- ダイアルが「0」になっていることを確認する
- 「0」のすぐあとの点線目盛にダイアルをあわせる
- 容器を数回はじき、気泡を上部に集め、針先を上にしたまま注入ボタンを押し込む
- 針先から薬液が出て、ダイアルが「0」になったことを確認する
といった手順を踏みましょう。
Q.オゼンピックで最初だけ空打ちをする理由は?
最初の動作確認(針先から薬剤が出ているか確認する空打ちのこと)で気泡が除去されたと考えられるからです。
初めて注射器を使う場合は、カートリッジ内に気泡が入っていることがあるので、空打ちをして取り除くことが必要です。
なお、カートリッジ内の小さな気泡はすべて出すことはできませんが、薬剤が針から出ていれば問題はありません。
空打ちをしないまま注射をしてしまうと、薬剤がうまく注入されないため、必ずおこないましょう。
まとめ
- オゼンピックは週に1回自分で注射をして投与するGLP-1受容体作動薬
- オゼンピックは同じ曜日の同じ時間帯に注射することが大切
- 針の取り付け方や注射の方法、薬剤・注射器の保管方法などに注意点があるので説明書や医師の指示をしっかりチェックしよう


