HOMEコラムAGA治療ミノキシジルで体毛が濃くなる? 多毛症の副作用の確率と4つの対処法

ミノキシジルで体毛が濃くなる? 多毛症の副作用の確率と4つの対処法

「髪は増えたけれど、なんだか体毛も濃くなった気がする…」

ミノキシジルを使った薄毛治療を始めた方から、こんな声を聞くことがあります。

効果を実感し始めた矢先に、思わぬ変化に戸惑う方も少なくありません。

薄毛治療には、ミノキシジルをはじめとした内服薬・外用薬、注入治療(メソセラピー)、植毛など、さまざまな選択肢がありますが、すべての方法が誰にでも合うわけではありません。

だからこそ、治療を始める前に、信頼できる専門家に相談し、自分に合った方法を見極めることが何より大切です。

この記事では、ミノキシジルによる体毛の増加に関する正しい知識と、髪の毛だけを増やすための治療法について、わかりやすく解説しています。


体毛が濃くなる可能性のある薬「ミノキシジル」とは?

ミノキシジルは、もともと高血圧の治療薬として開発された成分です。

しかし、その使用中に「体毛が濃くなる」という副作用が報告され、やがて発毛効果があることが偶然発見されました1

現在では、薄毛治療薬として世界中で広く使われており、「発毛を促す成分」としての効果が科学的に認められている薬のひとつです2

治療には、頭皮に直接塗布する外用薬と内服薬の2種類があります。

なお、内服薬を使用した場合にまれに腕や顔など、頭皮以外の体毛が濃くなることがあるため、気になる方は医師と相談のうえ、ご自身に合った使用方法を選ぶことが大切です。

ミノキシジルの効果

ミノキシジルには血管を拡張する作用があり、頭皮の血流を改善することで、毛根に酸素や栄養が届きやすくなります。

その結果、髪を作るために必要な環境が整い、毛根の細胞が活性化されます。

この働きにより、髪の毛が細くなってきた方は太くしっかりとした毛に改善される可能性があり、脱毛が進んでいる方には新たな発毛を促す効果が期待できます。

薄毛の進行を遅らせるだけでなく、髪を「育てる力」を引き出す治療薬として、多くの方に選ばれている理由がここにあります。

ミノキシジルの内服薬の副作用

しかし、冒頭にもお伝えしたとおり、ミノキシジル内服薬は、髪の毛だけでなく体毛も濃くなる可能性があります。

内服薬は体内に吸収された後、血液によって全身へ運ばれるため、全身の毛根に作用してしまうからです。

たとえば、ある研究では、ミノキシジルを内服した人のうち約15%に体毛が濃くなる「多毛症」の症状が現れたと報告されています3

このように、ミノキシジルの内服は高い発毛効果が期待できる一方で、体毛の増加する可能性もあります。

ミノキシジルの外用薬

ミノキシジルの外用薬は頭皮に直接塗布して使用します。

薬剤を塗布した特定の部位にのみ作用するため、塗布した箇所以外の体毛への影響は少ないとされています。

日本皮膚科学会のガイドラインによると、男性型脱毛症には5%、女性型脱毛症には1%の濃度のものが推奨されています4

ミノキシジルの服用で体毛が濃くなる確率は約15%

ミノキシジルの服用によって、体毛が濃くなる方は一定の割合で存在します。

ミノキシジルは血管を拡張する作用を持つ薬で、全身の血流に影響を与える可能性があります。そのため、頭皮だけでなく、腕や脚、顔などの体毛に変化が現れることがあります。

実際に行われた1,404人を対象とした研究では、約15.1%の人に多毛症(体毛の増加)が見られたと報告されています5

このように、ミノキシジルによる体毛の増加はすべての人に起こるわけではありませんが、研究でも一定の割合で確認されている副作用の一つとされています。

男女の違い

 

ミノキシジルの使用によって体毛が濃くなる「多毛症」は、男性よりも女性に多く見られる可能性が指摘されています。

研究では、ミノキシジル外用薬5%を使用した場合、女性の約9%、男性の約1%に多毛症が確認されたと報告されています6

体毛の増加は、顔、上腕、前腕などの比較的広い範囲で見られたとされています。

また、この研究では、ミノキシジルの使用を中止してから約4〜5か月後に多毛症の症状が改善したことも報告されています。

ただし、なぜ女性の方が多毛症を起こしやすいのかについては、現時点では明確な原因は分かっていないとされています。

外用薬と内服薬の違い

ミノキシジル外用薬と内服薬を比較すると、一般的に内服薬の方が体毛が濃くなる可能性が高いとされています。

ミノキシジル外用薬は、薄毛が気になる部位に直接塗布するため、主に頭皮などの局所的な部位に作用します。

一方で、ミノキシジル内服薬は体内に取り込まれて血流に乗って作用するため、全身に影響が及ぶ可能性があります。

実際に報告されている研究結果を比較すると、多毛症の発現率は、ミノキシジル内服薬では約15.1%とされています。

一方で、ミノキシジル外用薬の場合は、女性で約9%、男性で約1%と報告されています。

このようなデータからも、ミノキシジル内服薬は外用薬と比べて、体毛が濃くなる副作用が現れる可能性が高いと考えられています。

ミノキシジルの量が多いほど、体毛が濃くなるリスクは上がる?

ミノキシジルの飲み薬は、量が増えるほど体毛が濃くなりやすいと考えられており、全身に届く量が増えるほど、頭皮以外の毛にも影響しやすくなると考えられます。

実際、2022年のレビューでは、1mgずつ増量するごとに、多毛症のリスクが約17.6〜17.9%高まる可能性が示されています7

内服薬は外用薬よりも成分が血流に乗って全身へ運ばれやすいため、腕や脚、顔などの体毛が濃くなる副作用が出やすいのが特徴です。

当院でも、体毛をできるだけ増やしたくない方には、「発毛効果の強さ」だけでなく、どこにどのように薬が作用するかまで含めて治療法を選ぶことが大切だと考えています。

とくに、体毛の変化が気になりやすい方や、顔まわりの産毛まで増えるのは避けたい方は、最初から内服薬一択で考えるのではなく、外用薬や注入治療なども含めて比較したほうが納得のいく治療になりやすいでしょう。

ミノキシジルによって体毛が濃くなったときの対処法

ミノキシジルの副作用で体毛が濃くなった場合は薬の効果が出ている証拠でもありますが、体毛の濃さが気になる方は次のような対処方法を試してみてください。

01.使用方法を見直す

体毛の増加が気になる場合は、ミノキシジルの使い方を見直すことが効果的です。

使用方法によって、薬が頭皮以外に付着してしまい、思わぬ部位の毛が濃くなることがあるからです。

たとえば、塗布後に手を洗わなかったり、薬液が思いもよらない部位に垂れてしまうと、局所的に体毛が増えることがあります。

こうしたリスクを防ぐためには、決められた使用量を守り、塗布後は手をしっかり洗うなど、正しい使用方法を徹底することが大切です。

体毛の増加が強く気になる場合には、医師に相談しながら治療方法の見直しや別の治療への切り替えを検討することも一つの選択肢となります。

02.使用を中止する

ミノキシジルによる体毛の増加がつらい場合、思い切って使用を中止するという選択肢もあります。

ただし、ミノキシジルを中止すると、これまでAGAの進行を抑えていた作用が弱まり、髪の状態に変化が起こる可能性があります。

具体的には、ミノキシジルによって維持されていた髪が、時間の経過とともに再び細くなったり、本数が減ったりすることがあります。

AGAは進行性の脱毛症のため、治療を行わずに放置すると、徐々に薄毛が進んでいく可能性があります。

そのため、ミノキシジルを中止した場合、将来的に薄毛が今より目立つようになるケースも考えられます。

体毛の増加をどこまで許容できるか、髪のボリュームをどこまで優先したいかは、人によって考え方が異なります。

気になる症状がある場合は、医師と相談しながら、継続・減量・別の治療への切り替えなど、自分に合った治療方針を検討することが大切です。

03.気になる部分の手入れをする

定期的なメンテナンスが必要になりますが、以下のようなケアをすることでムダ毛が目立たなくなります。

  • シェービングを行う
  • 脱色して目立たなくする
  • 脱毛する(医療脱毛・美容脱毛)

もし何度もメンテナンスを行うのが負担に感じる場合は、医療機関でレーザー脱毛などの医療脱毛を検討することも一つの選択肢です。

医療脱毛は毛根に作用するため、長期的な減毛効果が期待できます。

04.医師に相談する

体毛の副作用が気になる場合は、自己判断せず医師に相談することが大切です。

副作用や発毛効果には個人差があり、最適な治療法は一人ひとり異なるためです。

たとえば、内服薬で体毛が濃くなってしまった場合でも、体毛への影響を抑えた治療に切り替えることも可能です。

まずは医師と相談し、ご自身に合った治療方法を見つけることが、安心して薄毛治療を続ける第一歩となります。

ミノキシジルで体毛が濃くなったとき、治療は続けるべき?やめるべき?

体毛が濃くなったからといって、すぐに自己判断で中止するのはおすすめできません。

ミノキシジルを中止すると、これまで薬で支えられていた発毛環境が失われ、髪の状態が再び悪化する可能性があるためです。

一方で、見た目のストレスが大きいのに無理して続けるのも適切ではありません。服用開始から2〜3か月前後で体毛の変化に気づく人が多く、この時期が継続方針を考える分岐点になりやすいです。

判断の目安としては、次のように考えると整理しやすいです。

継続を検討しやすいケース

・体毛の変化はあるが、許容範囲内
・頭髪にも少しずつ前向きな変化が出ている
・医師に相談しながら量や使い方を調整できる

見直しを検討したいケース

・顔まわりなど、目立つ部位の体毛が強く気になる
・精神的ストレスが大きい
・頭髪の変化が乏しい
・他の副作用も気になる

大事なのは、「続けるか、やめるか」を二択で考えないことです。

実際には、量の調整、外用薬への切り替え、別の治療法の検討など、中間の選択肢があります

医師に相談したい症状の目安

次のような場合は、自己判断で続けるのではなく、一度医師に相談するのがおすすめです。

・腕や脚だけでなく、顔の産毛まで目立ってきた
・使い始めて数か月たっても頭髪の変化が実感しづらい
・体毛の増加が精神的な負担になっている
・今の量を続けてよいのか迷っている

競合記事でも、診察時には「どの部位が、いつから、どの程度気になっているか」を整理して伝えることが、減薬や切り替えの相談につながりやすいとされています。

診察で医師に伝えるべきポイント

相談するときは、次の3点をまとめておくとスムーズです。

・いつから使っているか
・どこの毛が気になっているか
・髪の変化は感じているか

たとえば、以下のように伝えると整理しやすいでしょう。

「ミノキシジルを使ってから数か月たち、腕や顔まわりの毛が気になっています。頭髪には少し変化を感じていますが、体毛の増加がストレスです。量の調整や別の治療法を相談したいです。」

限られた診察時間でも、要点を整理して伝えることで、より具体的な提案を受けやすくなります。

体毛を増やさずに髪の毛だけ増やす治療方法もあります

ミノキシジルは発毛効果が期待できる一方で、

「体毛が濃くなるのが気になる」

「副作用が心配で続けられない」

と感じる方も少なくありません。

実際、体毛の変化や体調面の不安から、薄毛治療そのものをためらってしまう方もいらっしゃいます。

そうした理由から、体毛を増やさず、できるだけ体に負担をかけずに髪の改善を目指したいと考える方に向けて、近年注目されているのが再生医療による毛髪再生治療(メソセラピー)です。

そこで次に、再生医療による毛髪再生治療がどのような仕組みで行われているのか、そしてなぜ体毛を増やさずに薄毛改善を目指せるのかを、わかりやすく解説します。

再生医療による「毛髪再生治療」って?薄毛は改善する?

再生医療と聞くと、未知の治療、あるいは特別な細胞を体に入れる医療というイメージを持たれがちです。

しかし、毛髪再生治療は、体にとって異物となるものを入れる治療ではありません。

もともと私たちの体に備わっている仕組みを活かし、弱ってしまった毛根環境を整えていく治療です。

「再生医療」は、眠った細胞を活性化させる治療

再生医療は、病気やケガの治療だけに使われる医療ではありません。

年齢とともに弱っていく体の働きを立て直し、肌や髪などのエイジングケアにも用いられています。

実際に、関節の治療や認知症、脳梗塞後の回復、心臓・肺・肝機能のサポート、薄毛、美容など、さまざまな分野で治療として使われています。

「幹細胞」は、体内にもともと存在する細胞

再生医療では、「幹細胞培養上清液」と呼ばれる成分を、薄毛が気になる頭皮に注入して治療を行います。

「幹細胞」と聞くと、人工的につくられた特別な細胞を体に入れる治療のように感じる方もいるかもしれません。

しかし幹細胞は、私たちが生まれたときから体の中に存在し、組織の修復や維持を担っている細胞です。

血管や皮膚、内臓など、私たちの体を形づくる組織は、幹細胞によってつくられ、日々入れ替わりながら保たれています。

髪の毛も例外ではなく、毛根の中には髪を生み出すための幹細胞が存在し、毛包の環境を支える役割を担っています。

再生医療による薄毛治療とは

毛髪再生治療は、薬の作用で無理に薄毛の進行を止める治療ではありません

幹細胞培養上清液を頭皮に直接注入し、弱ってきた毛根の環境を整え、根本的な薄毛改善を目指します。

ミノキシジル内服でみられることのある

・動悸や血圧の変化などの副作用が心配な方

・また実際に副作用が出てしまい内服薬の継続が難しかった方

・持病などの理由で内服薬を服用できない方

にとっても、安心して受けられる薄毛治療の選択肢です。

副作用や持病があっても諦めない。毛髪再生による薄毛治療のメリット


内服薬による薄毛治療は、体質や持病によって「続けたくても続けられない」方が少なくありません。

毛髪再生治療は、そうした理由で薄毛治療を諦めていた方にも選ばれている治療です。

持病があっても薄毛治療ができる

一般的なミノキシジルやフィナステリドなどの内服薬による薄毛治療は、血流やホルモンの働きに作用するため、成分が血液に乗って全身に影響する治療です。

そのため、動悸などの症状が出てしまう方や、肝機能障害、心疾患、高血圧・低血圧などの持病がある方は、内服薬を使用できない、または継続が難しい場合があります。

毛髪再生治療では、薄毛が気になる頭皮の細胞に直接有効成分を注入します。

内服薬のように、成分が血液に乗って全身へ影響する治療ではなく、薄毛が気になる部位に直接届ける治療であることが、毛髪再生治療の大きな特徴です。

そのため、内服薬が使えなかった方の薄毛治療の選択肢として選ばれています。

内服でみられる副作用がほとんど起きない

毛髪再生治療の最大のメリットは、従来の薄毛治療で懸念されてきた副作用がほとんど問題にならない点にあります。

一般的な薄毛治療では、内服薬によって血流やホルモンの働きを調整し、全身に作用させることで効果を出すため、薬の種類によっては次のような副作用がみられることがあります。

ミノキシジル内服:血管を拡張して血流を増やす作用により、動悸や血圧の変化、体毛の増加などが起こることがある。

フィナステリド/デュタステリド:薄毛の原因となるホルモン(DHT)を抑える一方で、性欲減退、勃起機能障害(ED)、射精障害、気分の落ち込みといった症状が起こることがある。

一方、毛髪再生治療は、頭皮の気になる部分にだけに注入する治療のため、内服薬で懸念されやすい全身性の副作用について、不安を感じにくい治療方法と考えられています。

実際に、幹細胞培養上清液や幹細胞由来エクソソームを用いた毛髪再生治療の臨床研究では、毛の本数や太さの増加が確認される一方で、重篤な副作用は報告されていないとされています。

また、臍帯由来幹細胞の培養上清液を用いた研究においても、毛髪の本数・太さ・成長速度の改善が認められた一方で、治療に関連する重大な副作用は報告されていないとされています。


1)Al Ameer S, Al-Zahrani N, Al-Mutairi B, Al-Mubarak L, AlSheikh M, Alkhalifa A, et al.
Exosomes and hair regeneration: A systematic review of the current clinical evidence.
Clinical, Cosmetic and Investigational Dermatology. 2025;18:45-60.
2)Oh HA, Kwak J, Kim BJ, Jin HJ, Park WS, Choi SJ, Oh W, Um S. Migration Inhibitory Factor in Conditioned Medium from Human Umbilical Cord Blood-Derived Mesenchymal Stromal Cells Stimulates Hair Growth. Cells. 2020;9(6):1344. doi:10.3390/cells9061344.

このような背景から、内服薬でみられるような全身性の副作用が起きにくく、動悸や体毛の変化が気になる方にも選ばれている治療法です。

内服薬よりも効果実感が早い

一般的な薄毛治療では、効果を実感するまでに長い時間がかかることが、ひとつのハードルになっています。

内服薬による薄毛治療の場合、見た目としての変化を感じるまでに6か月〜12か月以上の継続が必要とされることが多く、その間に不安を感じたり、治療をやめてしまう方も少なくありません。

一方、当院の毛髪再生治療では、治療開始から約2か月の時点で、約85%の方が前向きな発毛実感を得られています。

「体毛の副作用が心配で内服を続けられなかった」

「できるだけ早く変化を感じたい」

そんな方にとっても、検討しやすい薄毛治療の選択肢です。

なぜ内服薬だけの薄毛治療に限界を感じる人が多いのか?

内服薬による薄毛治療は、発毛効果が認められている、多くの方にとって身近な治療選択肢です。

一方で、

「飲み続けているのに思ったほど変化を感じられない」

「最初はよかったけれど、途中から伸び悩んでいる」

と感じる方が少なくないのも事実です。

実際に当院にも、内服治療を一定期間続けたものの、効果の実感や副作用の不安から、別の選択肢を探して来院される方が多くいらっしゃいます。

なぜ、内服薬だけの薄毛治療では限界を感じてしまうケースがあるのでしょうか。

その背景には、これまでの薄毛治療の「考え方」そのものが関係しています。

これまでの薬による薄毛治療は「今ある毛根」が前提だった

内服薬や外用薬による薄毛治療は、抜け毛の原因を抑えたり、血流を改善したりすることで、髪が育ちやすい状態をつくる治療です。

ただし、毛根そのものを修復・再生する治療ではなく、薄毛の進行を抑えることをおもな目的とした対症的なアプローチといえます。

そのため、薬を使用しているあいだは効果が続く一方で、中止すると再び薄毛が進行する可能性があり、長期的な継続が前提となります。

毛根が弱ると、薬の効果を実感しづらくなる

加齢や薄毛の進行により、髪を生み出すもととなる細胞の働きは、少しずつ低下していきます。

加齢やストレス、生活習慣の乱れなどで、毛根そのものが弱っている状態では、血流を促したり、抜け毛を抑えたりするだけでは、十分な変化を感じにくくなるケースも少なくありません。

内服で「効果が出ない」「続けられない」人が多い理由

内服薬による薄毛治療では、効果を実感するまでに6か月〜12か月以上かかることが多くその間に不安を感じてしまう方も少なくありません。

さらに、毎日の服薬が負担になったり、初期脱毛や体毛の変化といった副作用に戸惑い、途中で治療をやめてしまうケースもみられます。

オンライン診療などで手軽に始められる一方、経過を確認しながら調整するサポートが十分でないと、変化を実感しにくく、モチベーションが下がりやすくなります。

内服薬と毛髪再生治療は「考え方」が異なる

これまでの内服薬による薄毛治療が、「弱ってきた毛根に薬で栄養や刺激を与え、今ある状態から前に進める治療」だとすると、毛髪再生治療は、「弱ってしまった毛根環境そのものを立て直し、再び髪が育ちやすい状態へと近づけていく治療」です。

一度下がってしまった発毛力を持ち上げ、かつて健やかに髪が育っていた状態に近づけることを目指します。

不安を抱えた方にも選ばれている、当院の毛髪再生治療

当院には、これまでさまざまな薄毛のお悩みを抱えた方が来院されています。

年齢や薄毛の進行度だけでなく、内服治療による体毛の変化や体調への影響に不安を感じ、治療に踏み出すタイミングを迷われていた方も少なくありません。

実際に当院へご来院される患者様のうち、約8割の方が、内服治療による副作用や体への影響に不安を感じている方です。

「薄毛は気になるけれど、薬を飲み続けることに抵抗がある」

「体調や日常生活への影響を考えると、不安が先に立ってしまう」

そうした思いを抱えた方が、毛髪再生治療という選択肢を知り、来院されています。

当院にご来院いただいた患者様の例

・過去に内服治療を試したが、動悸などの症状が出てしまい続けられなかった方
・出産後に抜け毛が増えたものの、内服薬が体質に合わなかった方
・副作用が日常生活に影響することを懸念し、治療をためらっていた方

当院で薄毛が改善した例

当院の毛髪再生治療「ReGrowメソ」による症例の一例です。

変化の出方は、薄毛の原因・進行度・生活習慣などによって異なりますが、頭皮環境を整えることで、髪の密度や太さの変化につながるケースがあります。

上:47歳男性(治療6回)/つむじの透け感が改善(6か月後)
中央:30歳男性(治療6回)/頭頂部の密度が改善(6か月後)
下:33歳男性(治療6回)/生え際の密度が改善(7か月後)

※効果の現れ方には個人差があります。

結果につながることにこだわった、発毛特化の幹細胞培養上清液を使用

当院で使用している幹細胞培養上清液は、国内で流通している製品を徹底的に比較・検討したうえで、「本当に結果につながるものだけを提供したい」という考えから発毛効果に特化して培養させた上清液を使用しています。

とくに当院では、臍帯(へその緒)由来の幹細胞培養上清液を100%使用しています。

臍帯由来の幹細胞は、他の脂肪由来や歯髄由来などと比べて、体にとって異物として認識されにくく、アレルギー反応などの免疫的な刺激が比較的少ないことが報告されています8

そのため体になじみやすく、薄毛治療においても使いやすい幹細胞として注目されています。

また、当院で採用している幹細胞培養上清液は、発毛に関わる働きに着目して培養されており、毛髪の成長に重要な成長因子のひとつであるKGF(ケラチノサイト増殖因子)を豊富に含んでいる点も特徴です9

実際に、国内で広く流通する幹細胞培養上清液との比較評価において、毛髪の密度・太さのいずれにおいても、約2倍の向上が確認されています。

これまで当院では、本治療において重篤な副作用は確認されておらず、成分の質と体へのなじみやすさの両面に配慮した治療を行っています。

体毛の変化や体調への影響が気になり、内服治療に不安を感じていた方にも、安心して受けていただける治療です。※効果の現れ方には個人差があります。

体に負担をかけにくい治療方法

銀座ステムファインクリニックでは、水光注射という専用の機械を使い、頭皮に培養上清液を注入します。

塗布や噴霧タイプの機械を用いるクリニックもありますが、当院では「できるだけムダなく、均一に、確実に届けること」を重視し、通常よりも極細の針を用いて薬剤を細かく行き渡らせています。

イメージとしては、ハンコ注射のように細かい針で少しずつ薬剤を入れていく方法です。

そのため、液漏れが少なく、頭皮全体にむらなく注入することができます。

注入時には多少の圧迫感はありますが、これまで「痛みに耐えられずに治療を中止した」という方はいません。
(シャープペンで突かれる程度の痛みと表現された患者様もいらっしゃいます)

痛みに配慮した設定と、この専用機器をあえて採用していることこそが、銀座ステムファインクリニックの「できるだけ負担を抑えながら、しっかり結果を出す」というこだわりです。

「髪を生やしたい」その真剣な思いに、医療として応えるために、私たちは、本当に良いものを丁寧に、確実に届けることを大切にしています。

銀座ステムファインクリニックが大事にしているのは「とりあえず上清液を打つ」ことではなく、発毛目的で使うのにふさわしいものを選んで使うことです。

そのために、国内で入手できる50種以上の幹細胞培養上清液の中から、発毛に向いた臍帯由来のものを選び成分や安全性を確認したうえで使っています。ここがまずひとつ目の違いです。

無料のカウンセリングにて、状態にあった回数や治療方針の詳細をお伝えいたしますのでお気軽にご来院ください。

 

「再生医療」とよく比較される薄毛治療との違い

薄毛治療を調べていくと、再生医療以外にもさまざまな選択肢があることに気づくと思います。

ただ、体毛の増加や全身への影響が気になり、「できるだけ薬に頼らずに改善したい」と考える方にとっては、どの治療が自分に合っているのか迷ってしまうことも少なくありません。

ここでは、再生医療とよく比較される治療方法について、「自分の髪かどうか」「根本的な改善を目指せるか」という視点で整理していきます。

さまざまな薄毛治療と特徴

薄毛治療には、再生医療以外にもいくつかの選択肢があります。

ただし、それぞれの治療は

「どうやって見た目を改善するのか」

「髪そのものが増えるのか」

という点で、考え方が大きく異なります。

まずは、代表的な治療方法と、その特徴を整理してみましょう。

【自分の髪を使う治療】

植毛
自分の毛を移植する外科的治療。
内服薬を使わずに見た目を改善できる一方で、費用は200万円前後〜と高額になりやすく、ダウンタイムを伴う点が特徴です。

光治療
頭皮に光を当てて血流を促す治療。
30万円前後が目安で、体への負担は少ないものの、効果の感じ方には個人差があります。

【自分の髪ではない方法】

増毛
人工毛を結びつけてボリュームを出す方法。
数十万円〜で始められますが、定期的なメンテナンスが必要です。

ウィッグ・アートメイク
薄毛を目立ちにくくする方法で、髪そのものを生やす治療ではありません。

このように、内服薬を使わない治療にも複数の選択肢がありますが、「自分の髪を自然に育てる治療」となると、選択肢は限られてきます。

選ぶポイントは「自分の髪か」「根本から整える治療か」

薄毛治療を選ぶうえで重要なのは、一時的に見た目を整える方法なのか、それとも髪そのものを育て直す治療なのか、という点です。

植毛は自分の髪を使う治療ですが、外科的処置が必要となり、ダウンタイムや体への負担を伴います。

増毛やウィッグは見た目を補う方法であり、髪が生える仕組みそのものを改善する治療ではありません。

毛髪再生治療は、体に備わっている再生力を活かしながら、弱ってしまった毛根環境を整え、自分の髪が育ちやすい状態へ導く治療です。

全身に作用する薬に頼らないため、体毛の増加や副作用が気になる方でも、無理なく続けやすい点が大きな特徴です。

そのため銀座ステムファインクリニックでは、体毛の変化や副作用が気になる方にこそ、毛髪再生治療をおすすめしています。

女性がミノキシジルを使うときに気をつけたいこと

女性医師のカウンセリング

女性の場合、ミノキシジルによる体毛の増加は、男性以上にストレスになりやすいことがあります。

とくに、口まわりや頬、額の生え際など、顔の産毛の変化は見た目に直結しやすいためです。

さらに女性では顔の産毛が濃くなることでメイクや外見に影響しやすいです。

体毛の増加が不安な方は、いきなり全身に作用しやすい治療を選ぶのではなく、まずは局所に作用しやすい外用薬から検討するのが現実的です。

ただし妊娠・授乳期の使用は避けるべきです。

女性がミノキシジル治療を検討する際は、発毛効果だけでなく、生活背景や今後のライフプランまで含めて相談することが重要です。

ミノキシジルの服用で女性が確認したいポイント

女性の場合は、髪を増やしたい気持ちがあっても、顔まわりの産毛や見た目の変化が気になって、一歩踏み出しにくいこともあると思います。

そのため、治療を始める前に、次のような点を無理のない範囲で整理しておくのがおすすめです。

チェックポイント

・顔まわりの産毛が少し増えたとしても続けられそうか
・まずは負担の少ない方法から試したいか
・内服薬より、外用薬のほうが安心して始められそうか
・妊娠や授乳との兼ね合いで注意が必要ではないか
・しっかり発毛を目指すことと、副作用の少なさのどちらをより重視したいか

体毛を増やしたくない人向けのAGA治療に関する質問

ミノキシジルで体毛が濃くなったら、いつごろ落ち着く?

ミノキシジルを使用した場合に起こる体毛の増加は一時的なものです。

ミノキシジルの使用を中断することで、体内の成分が減少し体毛は元の状態に戻り始めます。

体毛の成長には「毛周期」と呼ばれる一定のサイクルがあるため、薬を止めてから体毛が細くなるまでには変化は徐々にしか現れません。

しかしミノキシジルの使用を中断した場合、薄毛の症状が再び進行する可能性があります。

永久脱毛した箇所も体毛が濃くなるの?

ミノキシジルの使用によって脱毛した箇所から新しい毛が生えてくるかは、施術の種類によって異なります。

種類1.医療脱毛

医療脱毛は、レーザーを照射して毛根(毛包)を破壊する方法です。

そのため、脱毛した部位から毛が再び生えてくる可能性は低く、基本的には長期的な減毛効果が期待できます。

種類2.エステ脱毛

光を照射し制毛・抑毛を目的とするため、毛が生える可能性があります。

エステ脱毛はムダ毛処理の頻度を減らすための施術となるため、多毛症によって体毛が再び濃くなってしまうことがあります。

一方で医療脱毛は、レーザーの照射によって毛根を破壊するため、基本的に毛は生えてきません。

しかし脱毛回数が少ない場合など、毛根を完全に破壊しきれていないと体毛が濃くなる可能性があります。

体毛増加の悩みを医師に相談したら、減薬を進められました。なぜ中止ではなく、減薬がいいの?

多くの場合、医師がミノキシジルを「いきなり中止」ではなく「減薬」を提案するのは、体毛の副作用をできるだけ軽くしながら、髪への効果をできるだけ維持するためです。

ミノキシジルは、特に内服薬の場合、用量が多いほど副作用のリスクも高くなると考えられています。

そのため、現在の用量で体毛の増加が気になる場合でも、少し量を減らすことで体毛の増加が軽くなり、なおかつ髪への効果はある程度維持できる可能性があります。

医師はこうしたバランスを考えながら、まずは減薬で様子を見ることを提案するケースが多くあります。

また、ミノキシジルを急にやめてしまうと、これまで維持されていた髪の状態が徐々に元に戻ってしまう可能性があります。

ミノキシジルは使用を続けている間は発毛や毛髪の維持をサポートしますが、突然中止すると数か月から1年ほどかけて髪が再び細くなったり、本数が減ったりすることがあります。

そのため、せっかく増えた髪をできるだけ維持しながら体毛の副作用にも配慮する方法として、「まずは量を減らして様子を見る」という治療方針が取られることがあります。

ミノキシジルを飲んでも、体毛が増えるだけで、効果実感が得られません

ミノキシジル内服で「体毛だけ増えて、髪は増えない」と感じる人は少なくありません。

髭や腕毛などの体毛変化は目につきやすい一方、頭皮の変化はゆっくりで実感しづらいことが多いです。

また、毛根がかなり弱っている部位は、ミノキシジルだけでは太い毛まで戻りにくい場合があります。

また一方で写真やマイクロスコープで見ると、本人は気づいていないけれど少しずつ改善しているケースもあります。

体毛がつらいときは「中止」ではなく、減薬や治療内容の見直しでバランス調整できることも多いです。

どこまで体毛を許容できるか、髪をどこまで優先したいかを一度整理してみましょう。

そのうえで、主治医と一緒に「自分に合った落としどころ(量や治療法)」を探していくことが大切です。

体毛だけ濃くなって、髪が増えないように感じるのはなぜ?

ミノキシジルを使い始めたあと、「髪より先に腕や指の毛が目立ってきた」「体毛ばかり濃くなって、肝心の頭髪には変化がない」と不安になる方は少なくありません。

ただ、これは必ずしも治療失敗を意味するわけではありません。

体毛は頭髪より毛周期が短いため、薬の影響が先に見えやすく、体毛の変化だけを見て「効いていない」と判断するのは早いケースがあります。

一方で、体毛の変化ばかりが強く、半年以上たっても頭髪の変化が乏しい場合には、治療の見直しを検討したほうがよいこともあります。

薄毛の原因がAGAだけではない可能性や、薬の使い方・量が合っていない可能性もあるためです。競合記事でも、頭髪に半年以上変化が見られない場合は、原因や用量の再評価が必要になりうるとしています。

体毛が濃くなったこと自体は、薬が全く反応していないというより、体に作用しているサインのひとつと捉えられます。
ただし、その反応が自分にとって許容できるものかどうかは別問題です。

気になる場合は、写真やメモで変化を残し、診察時に共有するのがおすすめです。

まとめ

ミノキシジルを服用すると、発毛促進作用によって体毛が濃くなることがあります。

見た目が気になる場合は、ミノキシジルを使わずに行う毛髪再生治療などの治療法に切り替えるという対処法もあります。

体毛を増やさず、できるだけ体に負担をかけずに髪の改善を目指したいと考える方にとっては、副作用もほとんどなく、体毛の増加を気にせず髪の毛だけを増やすことができる、毛髪再生治療が有力な選択肢かもしれません。

自身で判断せずに、まずは医師に相談してみましょう。

参考文献

  1. 前田憲寿「第Ⅱ編毛髪再生医療の最先端・第3章 男性型脱毛症の治療」(『毛髪再生の最前線』株式会社シーエムシー出版、2020年)145ページ。
  2. 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版。
  3. Vañó-Galván, S., Pirmez, R., Hermosa-Gelbard, Á., Bhoyrul, B., et al. (2021). Safety of low-dose oral minoxidil for hair loss: A multicenter study of 1404 patients. Journal of the American Academy of Dermatology, 84(6), 1614–1621. https://doi.org/10.1016/j.jaad.2020.09.055
  4. 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版、2,769ページ
  5. Vañó-Galván, S., Pirmez, R., Hermosa-Gelbard, Á., Bhoyrul, B., et al. (2021). Safety of low-dose oral minoxidil for hair loss: A multicenter study of 1404 patients. Journal of the American Academy of Dermatology, 84(6), 1614–1621. https://doi.org/10.1016/j.jaad.2020.09.055
  6. Rossi A, Cantisani C, Melis L, Iorio A, Scali E, Calvieri S. Minoxidil use in dermatology, side effects and recent patents. Recent Pat Inflamm Allergy Drug Discov. 2012 May;6(2):130-6. doi: 10.2174/187221312800166859. PMID: 22409453.
  7. Gupta AK, Hall DC, Talukder M, Bamimore MA.There Is a Positive Dose-Dependent Association between Low-Dose Oral Minoxidil and Its Efficacy for Androgenetic Alopecia: Findings from a Systematic Review with Meta-Regression Analyses. Skin Appendage Disorders.
  8. Mastrolia I, et al. “The immunomodulatory properties of mesenchymal stem cells: from bench to bedside.” Stem Cell Research & Therapy. 2019.
  9. Greco V., Chen T., Rendl M., et al. “A Two-Step Mechanism for Stem Cell Activation during Hair Regeneration.” Cell 2009;137(6): 1014-1025. DOI:10.1016/j.cell.2009.04.026.