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ミノキシジルで体毛が濃くなる? 多毛症の副作用の確率と4つの対処法

「髪は増えたけれど、なんだか体毛も濃くなった気がする…」

ミノキシジルを使った薄毛治療を始めた方から、こんな声を聞くことがあります。

効果を実感し始めた矢先に、思わぬ変化に戸惑う方も少なくありません。

とくに、ネットの情報だけを頼りに、自己判断で治療法を選んでしまった場合、「こんなはずじゃなかった」と感じることも。

薄毛治療には、ミノキシジルをはじめとした内服薬・外用薬、注入治療(メソセラピー)、植毛など、さまざまな選択肢がありますが、すべての方法が誰にでも合うわけではありません。体質や薄毛の進行度、ライフスタイルによって、向き不向きがあるのです。

実際、多くのトラブルは「正しい情報を知らなかった」「相談する相手を間違えた」ことから始まっています。

だからこそ、治療を始める前に、信頼できる専門家に相談し、自分に合った方法を見極めることが何より大切です。

この記事では、ミノキシジルによる体毛の増加に関する正しい知識と、髪の毛だけを増やすための治療法について、わかりやすく解説しています。

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体毛が濃くなる可能性のある薬「ミノキシジル」とは?

ミノキシジルは、もともと高血圧の治療薬として開発された成分です。

しかし、その使用中に「体毛が濃くなる」という副作用が報告され、やがて発毛効果があることが偶然発見されました1

現在では、薄毛治療薬として世界中で広く使われており、「発毛を促す成分」としての効果が科学的に認められている薬のひとつです2

治療には、頭皮に直接塗布する外用薬と内服薬の2種類があります。

なお、内服薬を使用した場合にまれに腕や顔など、頭皮以外の体毛が濃くなることがあるため、気になる方は医師と相談のうえ、ご自身に合った使用方法を選ぶことが大切です。

ミノキシジルの効果

ミノキシジルには血管を拡張する作用があり、頭皮の血流を改善することで、毛根に酸素や栄養が届きやすくなります。

その結果、髪を作るために必要な環境が整い、毛根の細胞が活性化されます。

この働きにより、髪の毛が細くなってきた方は太くしっかりとした毛に改善される可能性があり、脱毛が進んでいる方には新たな発毛を促す効果が期待できます。

薄毛の進行を遅らせるだけでなく、髪を「育てる力」を引き出す治療薬として、多くの方に選ばれている理由がここにあります。

ミノキシジルの内服薬の副作用

しかし、冒頭にもお伝えしたとおり、ミノキシジル内服薬は、髪の毛だけでなく体毛も濃くなる可能性があります。

内服薬は体内に吸収された後、血液によって全身へ運ばれるため、全身の毛根に作用してしまうからです。

たとえば、ある研究では、ミノキシジルを内服した人のうち約15%に体毛が濃くなる「多毛症」の症状が現れたと報告されています3

このように、ミノキシジルの内服は高い発毛効果が期待できる一方で、体毛の増加する可能性もあります。

ミノキシジルの外用薬

ミノキシジルの外用薬は頭皮に直接塗布して使用します。

薬剤を塗布した特定の部位にのみ作用するため、塗布した箇所以外の体毛への影響は少ないとされています。

日本皮膚科学会のガイドラインによると、男性型脱毛症には5%、女性型脱毛症には1%の濃度のものが推奨されています4

ミノキシジルの服用で体毛が濃くなる確率は約15%

ミノキシジルの服用によって体毛が濃くなる方は、一定の割合で存在します。

ミノキシジルは全身の血管を広げて作用するため、髪以外の体毛にも影響が出る可能性があるのです。

実際に行われた1,404人を対象とした研究では、約15.1%の人に多毛症が見られました5

つまり、全ての人に起こるわけではありませんが、副作用としての「体毛の増加」は珍しいことではないと言えるでしょう。

男女の違い

ミノキシジルの服用によって体毛が濃くなる確率は女性に多くみられます。

研究結果によると、ミノキシジル外用薬5%を使用した女性の9%、男性の1%に多毛症がみられました6

顔、上腕、下腕の広範囲にわたって現れたそうです。

多毛症の症状はミノキシジルを中止してから4〜5ヶ月後に解消したものの、女性に多くみられた原因は現時点では不明とされています。

外用薬と内服薬の違い

ミノキシジル外用薬と内服薬では、内服薬の方が体毛が濃くなる可能性が高いです。

ミノキシジル外用薬は患部に直接塗布するため作用は局所的ですが、ミノキシジル内服薬は体内に取り込まれるため全身に作用します。

先ほどご紹介した研究結果を比較しても、多毛症の発現率はミノキシジル内服薬だと15.1%ミノキシジル外用薬だと女性9%・男性1%です。

つまり、ミノキシジル内服薬は外用薬よりも体毛が濃くなる可能性が高いと言えるでしょう。

ミノキシジルによって体毛が濃くなったときの対処法

ミノキシジルの副作用で体毛が濃くなった場合は薬の効果が出ている証拠でもありますが、体毛の濃さが気になる方は次のような対処方法を試してみてください。

01.使用方法を見直す

体毛の増加が気になる場合は、ミノキシジルの使い方を見直すことが効果的です。

使用方法によって、薬が頭皮以外に付着してしまい、思わぬ部位の毛が濃くなることがあるからです。

たとえば、塗布後に手を洗わなかったり、薬液が思いもよらない部位に垂れてしまうと、局所的に体毛が増えることがあります。

こうしたリスクを避けるためにも、使用量や使用方法を守り、必要であれば代替治療への切り替えも検討しましょう。

02.使用を中止する

ミノキシジルによる体毛の増加がつらい場合、「思い切って中止する」ことも一つの方法です。

ただし、その一方で、ミノキシジルを中止すると、

  • AGAの進行を抑えていたブレーキが外れる

  • せっかく増えた髪が、時間とともに再び細く・少なくなっていく

といったリスクもあります。

AGAは放置するとじわじわ進行していくため、何も治療を続けない場合、将来的に薄毛が今より目立つ可能性が高くなります。

体毛をどこまで許容できるか、髪のボリュームをどこまで優先したいかを整理したうえで、医師と一緒に「続ける・減量する・別の治療に切り替える」といった選択肢を検討していきましょう。

03.気になる部分の手入れをする

定期的なメンテナンスが必要になりますが、以下のようなケアをすることでムダ毛が目立たなくなります。

  • シェービングを行う
  • 脱色して目立たなくする
  • 脱毛する(医療脱毛・美容脱毛)

また何度もメンテナンスをするのが面倒だという方は、医療機関で永久脱毛するのも一つの手です。

04.医師に相談する

体毛の副作用が気になる場合は、自己判断せず医師に相談することが大切です。

副作用や発毛効果には個人差があり、最適な治療法は一人ひとり異なるためです。

たとえば、内服薬で体毛が濃くなってしまった場合でも、体毛への影響を抑えた治療に切り替えることも可能です。

まずは医師と相談し、ご自身に合った治療方法を見つけることが、安心して薄毛治療を続ける第一歩となります。

体毛を増やさずに髪の毛だけ増やす治療方法もあります

毛髪再生医療による注入治療とは、成長因子などの発毛・育毛の効果が期待できる成分を直接頭皮に注入する治療法です。

薄毛が気になる部位に対して成長因子を直接注入するため、体毛の増加を気にせず髪を成長させられます。

注入する薬剤は幹細胞上清液という、「毛を太くする」「毛を増やす」「成長スピードを上げる」といった発毛作用が確認されている治療です。

幹細胞とは、「さまざまな細胞に変化する力」「自分自身を増やす力」を持った特別な細胞です。

その働きを利用して、髪を生やすための環境を整えるのが、幹細胞を活用した毛髪再生医療です。

この治療では、幹細胞そのものではなく、幹細胞を育てる過程で分泌される「幹細胞培養上清液(ばいようじょうせいえき)」という上澄み液を使用するのが一般的です。

海外の臨床研究では、この幹細胞上清液を頭皮に用いることで、毛の本数や太さが増える・抜け毛が減るといった結果が複数報告されており、発毛・育毛を後押しする新しい選択肢として注目されています。

  • 幹細胞上清液による発毛効果を示す研究

    幹細胞由来エクソソームを使ったヒト臨床研究11本・計298名 を解析した報告では、多くの試験で毛の本数・太さの増加と、重篤な副作用がないことが示されています。

    参考文献:Al Ameer S, Al-Zahrani N, Al-Mutairi B, Al-Mubarak L, AlSheikh M, Alkhalifa A, et al.
    Exosomes and hair regeneration: A systematic review of the current clinical evidence.
    Clinical, Cosmetic and Investigational Dermatology. 2025;18:45-60.

    とくに軽度〜中等度の薄毛に悩む男女30名(33〜55歳、平均46.9歳)を対象に、幹細胞上清液を配合したローションを頭頂部へ塗布した試験では、毛の本数が約14%増加、太さが約28%増加、伸びるスピードが約20%上昇したことがわかったうえ、副作用も報告されませんでした。

    参考文献:Oh HA, Kwak J, Kim BJ, Jin HJ, Park WS, Choi SJ, Oh W, Um S. Migration Inhibitory Factor in Conditioned Medium from Human Umbilical Cord Blood-Derived Mesenchymal Stromal Cells Stimulates Hair Growth. Cells. 2020;9(6):1344. doi:10.3390/cells9061344.

    さらに、テストステロン投与により薄毛状態にしたマウスに対し、幹細胞上清液やフィナステリドを単独または併用で投与した動物実験では、幹細胞上清液のみでも毛の本数・太さ・長さの改善が認められました

    なかでも、幹細胞培養上清液とフィナステリドを併用した群が、最も強い発毛効果と炎症の低下を示したと報告されており、既存の薬物治療と再生医療を併用する意義を示唆する結果となっています

    参考文献:Kamali-Dolat Abadi M, Yousefi G, Dehghani F, Shahrabi S, Farokhi M, Tavakoli F, et al.
    The effect of mesenchymal stem cells derived-conditioned media in combination with oral anti-androgenic drugs on male pattern baldness: An animal study.
    Cell Journal. 2023;25(11):790-800.

銀座ステムファインクリニックの体毛が増えない薄毛治療

当院の毛髪再生注射は、「生やしたいところに、必要なだけしっかり届く」ことを重視しています。

気になる生え際や分け目など、薄毛が目立つ部分をピンポイントで狙ってアプローチできるため、ただ全体に薬を使うのではなく、若返らせたい部分を優先して整えていくことができます。

また、薬剤を直接頭皮に注入する方法のため、ミノキシジル内服や外用で起こりがちな「ヒゲや体毛が濃くなる」といった全身への影響がほとんどないのも大きな特徴です。

毛根そのものの働きを高めるアプローチなので、「ミノキシジルを続けているのに、最近あまり変化を感じない」という方でも、再び発毛の実感につながりやすい治療です。

さらに、単に本数を増やすだけでなく、今ある毛を太く育てることで、毛量そのもの以上に見た目のボリューム感をしっかり出しやすくなります。

「体毛は増やしたくない」「写真や鏡に写った自分の印象を変えたい」という方にこそ、選んでいただきたい治療です。

当院のこだわり

国内で流通している幹細胞培養上清液を徹底的に比較し、「本当に結果につながるものだけを提供したい」という思いから開発した独自処方です。

当院では、とくに希少な臍帯由来の幹細胞を使用しています。

近年の研究では、骨髄や脂肪などの「大人の組織」から採った幹細胞と比べて、臍帯やウォートンジェリー(臍帯のゼリー状の部分)といった「出産時の若い組織」から採った幹細胞は、

  • 細胞そのものの増えるスピードが速い
  • 組織の修復や再生を助ける成長因子をたくさん出しやすい

といった特徴があることが報告されています7

当院では、こうしたエビデンスをふまえ、 「幹細胞が若いこと」と「成長因子がしっかり出ること」にこだわり、臍帯由来の幹細胞培養上清液を採用しています。

結果、当院の幹細胞上清液は、発毛に重要な成長因子であるKGF(ケラチノサイト増殖因子)値は一般的な製品のおよそ2倍という高い含有量を実現しています。


発毛研究では、KGF(ケラチノサイト増殖因子)は 「眠っている毛包を目覚めさせ、再び髪を生やすモード(成長期)に戻すスイッチ」 として働くことが確認されています8

KGFは毛根まわりの環境づくりにも深く関わるため、健康な髪が育つ土台を整えるための重要な成分と考えられています。

当院が実施した国内で広く流通する上清液と比較した評価では、毛髪の密度・太さがともに約2倍向上する結果を確認。

成分の質と安全性にこだわったことで、「実感の早さ」「見た目の変化」の両方を求める方に選ばれています。

安全性

当院で使用する幹細胞培養上清液は、国内上場企業が運営する GMP準拠(医薬品レベルの品質管理基準)研施設にて、人体に悪影響を及ぼす細菌やウイルスが含まれていないか一つひとつ確認。

「安全性が確認されたものだけ」を治療に採用しています。

「効果だけでなく、安全性にも妥協したくない」という方にも、自信を持ってご案内できる体制を整えています。

患者様の効果実感

一般的な治療では、とくに治療初期は「本当に効いているのか分かりにくい」時期が長く続きがちです。

一方で当院の治療では、治療開始から約2か月目の時点で、約85%の方が発毛効果を実感されています。

多くの方が、半年ほどで見た目としてもしっかりとした治療効果を感じていただいています。

治療方法

当院では、水光注射という専用の機械を使い、頭皮に直接薬剤を注入します。

塗布や噴霧タイプの機械を用いるクリニックもありますが、当院では「できるだけムダなく、均一に、確実に届けること」を重視し、通常よりも極細の針を用いて薬剤を細かく行き渡らせています。

イメージとしては、ハンコ注射のように細かい針で少しずつ薬剤を入れていく方法です。

そのため、液漏れが少なく、頭皮全体にむらなく注入することができます。

注入時には多少の圧迫感はありますが、これまで「痛みに耐えられずに治療を中止した」という方はいません。
(シャープペンで突かれる程度の痛みと表現された患者様もいらっしゃいます)

痛みに配慮した設定と、この専用機器をあえて採用していることこそが、当院の「できるだけ負担を抑えながら、しっかり結果を出す」というこだわりです。

なぜ副作用がないか

● 動悸が起きない理由
ミノキシジルのように血管拡張作用がない
=心拍への影響なし

● 性機能低下が起きない理由
フィナステリドのようにホルモン(DHT)を抑えない
=性機能ホルモン系に干渉しない

● 初期脱毛が起きない理由
ミノキシジルの「ヘアサイクル促進」による一時的脱毛ではなく、
毛根環境を整えるタイプの作用のため初期脱毛はなし。

脱毛を行いながら治療を行うのも一つの手

脱毛サロンや医療脱毛に通うことで、気になる部位の脱毛と並行して、ミノキシジルの服用による髪の成長サポートが可能です。

脱毛サロンでは、おもに光脱毛器を用いて施術が行われます。

これは、メラニン色素に反応する特殊な光を照射することで毛根にダメージを与え、ムダ毛を目立ちにくくする方法です。

一方、医療脱毛は医療行為であり、高出力のレーザーを用いて毛根周辺の組織そのものを破壊します。

脱毛サロンと比較すると、より高い脱毛効果が期待できますが、施術時に痛みを感じやすい傾向があります。

体毛を増やしたくない人向けのAGA治療に関する質問

体毛が濃くなったら、薄かったころに戻らないの?

ミノキシジルを使用した場合に起こる体毛の増加は一時的なものです。

ミノキシジルの使用を中断することで、体内の成分が減少し体毛は元の状態に戻り始めます。

体毛の成長には「毛周期」と呼ばれる一定のサイクルがあるため、薬を止めてから体毛が細くなるまでには変化は徐々にしか現れません。

また、ミノキシジルの使用を中断した場合、薄毛の症状が再び進行する可能性があります。

永久脱毛した箇所も体毛が濃くなるの?

ミノキシジルの使用によって脱毛した箇所から新しい毛が生えてくるかは、施術の種類によって異なります。

種類1.医療脱毛

レーザーを照射し毛根を破壊するため、脱毛した部分から毛が生えることはほぼありません。

種類2.エステ脱毛

光を照射し制毛・抑毛を目的とするため、毛が生える可能性があります。

エステ脱毛はムダ毛処理の頻度を減らすための施術となるため、多毛症によって体毛が再び濃くなってしまうことがあります。

一方で医療脱毛は、レーザーの照射によって毛根を破壊するため、基本的に毛は生えてきません。

しかし脱毛回数が少ない場合など、毛根を完全に破壊しきれていないと体毛が濃くなる可能性があります。

体毛増加の悩みを医師に相談したら、減薬を進められました。なぜ中止ではなく、減薬がいいの?

A.多くの場合、医師が「いきなり中止」ではなく「減薬」を勧めるのは、

① 体毛の副作用を軽くしつつ、
② 髪への効果はできるだけ残す

このバランスを取りたいからです。

もう少し分解すると:

1. 体毛の増加は「量や濃度」にも左右されるから

ミノキシジル(特に内服)は、用量が多いほど副作用のリスクも増えやすいと考えられています。
そのため、

  • 今の量 → 体毛増加が気になる

  • 少し減らす → 体毛増加はマイルドに、髪への効果はある程度キープできる可能性

こうした「ちょうどいい落としどころ」を探るために、まずは減薬で様子を見ることが多いです。

2. いきなりやめると、髪の状態が一気に悪化するリスクがあるから

ミノキシジルは、続けているあいだは発毛・維持をサポートする薬です。
逆にいうと、

  • 急に中止する
    → 数ヶ月〜1年くらいかけて、増えていた髪がまた細く・少なくなりやすい

という変化が起きやすくなります。

そのため、

  • せっかく増えた髪を、できるだけキープしたい

  • でも体毛もストレスになっている

という両方を考えるので、まずは「減らしても髪を保てるか」を試す提案をしています。

ミノキシジルを飲んでも、体毛が増えるだけで、効果実感が得られません

ミノキシジル内服で「体毛だけ増えて、髪は増えない」と感じる人は少なくありません。

髭や腕毛などの体毛変化は目につきやすい一方、頭皮の変化はゆっくりで実感しづらいことが多いです。

また、毛根がかなり弱っている部位は、ミノキシジルだけでは太い毛まで戻りにくい場合があります。

また一方で写真やマイクロスコープで見ると、本人は気づいていないけれど少しずつ改善しているケースもあります。

体毛がつらいときは「中止」ではなく、減薬や治療内容の見直しでバランス調整できることも多いです。

どこまで体毛を許容できるか、髪をどこまで優先したいかを一度整理してみましょう。

そのうえで、主治医と一緒に「自分に合った落としどころ(量や治療法)」を探していくことが大切です。

まとめ

ミノキシジルを服用すると、発毛促進作用によって体毛が濃くなることがあります。

見た目が気になる場合は、ミノキシジルを使わずに行うメソセラピーなどの治療法に切り替えるという対処法もあります。

副作用もほとんどなく、体毛の増加を気にせず髪の毛だけを増やすことが可能です。

自身で判断せずに、まずは医師に相談してみましょう。

参考文献

  1. 前田憲寿「第Ⅱ編毛髪再生医療の最先端・第3章 男性型脱毛症の治療」(『毛髪再生の最前線』株式会社シーエムシー出版、2020年)145ページ。
  2. 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版。
  3. Vañó-Galván, S., Pirmez, R., Hermosa-Gelbard, Á., Bhoyrul, B., et al. (2021). Safety of low-dose oral minoxidil for hair loss: A multicenter study of 1404 patients. Journal of the American Academy of Dermatology, 84(6), 1614–1621. https://doi.org/10.1016/j.jaad.2020.09.055
  4. 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版、2,769ページ
  5. Vañó-Galván, S., Pirmez, R., Hermosa-Gelbard, Á., Bhoyrul, B., et al. (2021). Safety of low-dose oral minoxidil for hair loss: A multicenter study of 1404 patients. Journal of the American Academy of Dermatology, 84(6), 1614–1621. https://doi.org/10.1016/j.jaad.2020.09.055
  6. Rossi A, Cantisani C, Melis L, Iorio A, Scali E, Calvieri S. Minoxidil use in dermatology, side effects and recent patents. Recent Pat Inflamm Allergy Drug Discov. 2012 May;6(2):130-6. doi: 10.2174/187221312800166859. PMID: 22409453.s
  7. Petrenko Y, et al. “Comparison of Human Bone Marrow, Adipose Tissue, and Wharton’s Jelly Mesenchymal Stem Cells.” Scientific Reports. 2020.)。
  8. Greco V., Chen T., Rendl M., et al. “A Two-Step Mechanism for Stem Cell Activation during Hair Regeneration.” Cell 2009;137(6): 1014-1025. DOI:10.1016/j.cell.2009.04.026. など