HOMEコラムAGA治療で動悸がするのはなぜ?ミノキシジル・フィナステリドの心臓への負担を解説

AGA治療で動悸がするのはなぜ?ミノキシジル・フィナステリドの心臓への負担を解説

「AGA治療を始めたら、なんだか心臓がドキドキする…」

そんな不安を抱えたまま、治療を中断してしまった――近年、こうしたケースが少しずつ増えています。

とくに「ミノキシジル内服薬」を使用している方に多く見られ、せっかく治療の効果を感じ始めた矢先に、体調への不安から治療をやめてしまう方も少なくありません。

AGA(男性型脱毛症)の治療は、見た目の変化が大きく関わるからこそ、焦りや期待が強くなりがちです。

年齢を重ねるにつれて体の反応も変わりやすくなるため、「若い頃は平気だったのに、今回は違った」と感じる人も少なくありません。

こうしたトラブルの多くは、「正しい情報を知らなかったこと」や「相談すべき相手を間違えたこと」が原因です。

AGA治療は医療行為であり、効果的かつ安全に続けるには、体質や年齢、既往歴を踏まえた専門的な判断が欠かせません。

この記事では、AGA治療中に動悸が起こる原因や、薬との関係性、体に負担をかけずに続けられる新たな治療選択肢まで、患者の立場で知っておきたい情報をわかりやすく整理しています。

「もう失敗したくない」「安心して治療を続けたい」と感じている方にこそ、ぜひ最後まで読んでいただきたい内容です。

AGA治療中に「動悸」を感じる人が増えている理由


「AGA治療を始めてから、なんだか心臓がドキドキするようになった。これって薬のせい…?」

そんな不安を感じて、このページにたどり着いた方も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、AGA治療中に動悸を感じる人が増えているのは、治療で使われる薬の作用と、年齢による体の変化が重なりやすくなっているからです。

AGA治療では、「発毛をうながす薬」「抜け毛の進行を止める薬」の2種類を組み合わせて使うのが一般的です。

このうち、とくに発毛をうながすミノキシジルは、もともと血管を広げて血流を増やす作用をもつ成分であり、「毛根に栄養や酸素を届けやすくする」ことで髪を育てます1

しかしこのミノキシジルの「血管を広げて血流を増やす」という働きは、頭皮だけでなく全身にも影響するため、体質によっては心拍数が上がったり、動悸として自覚されたりすることがあります。

さらに40代以降になると、

・血圧や心拍の調整機能が若い頃よりも変化してくる
・持病や疲労、ストレスが重なりやすくなる

といった背景があり、同じ薬を使っていても体の反応が出やすくなる傾向があります。

日本人男性でも、AGAの発症率は40代で約30%、50代以降では40%を超えるとされており、ちょうどこの年代で治療を始める人が多いことも関係しています2

そのため、

「今まで薬で体調の変化を感じたことがなかったのに、AGA治療を始めたら動悸が出た」

「疲れやすさや息切れも一緒に感じるようになった」

といったケースが、決して珍しくないのです。

そして問題なのは、この動悸がきっかけで、

「怖くなって薬をやめてしまった」

「治療そのものを諦めてしまった」

という方が少なくないことです。

動悸は命に関わるサインのように感じてしまうため、不安になるのは当然です。

ですが、すべてのAGA治療で同じように動悸が起こるわけではありません。

次のパートでは、「なぜ動悸が起こるのか」「どの薬が関係しやすいのか」を、もう少し具体的に整理していきます。

AGA治療で動悸が起こる主な原因とは


「AGAの薬を飲み始めてから動悸がするけれど、どの薬が影響しているのか分からない…」

そんな不安を感じている方も少なくありません。

AGA治療で動悸が起こるかどうかは、使っている薬の種類によって大きく異なります。

AGA治療には「発毛をうながす薬」と「抜け毛の進行を抑える薬」があり、それぞれ体への作用の仕方がまったく違うためです。

つまり、「AGA治療=全部が心臓に影響する」わけではなく、動悸と関係しやすい薬と、ほとんど関係しない薬が分かれているのです。

そこで次から、

①動悸と関係しやすいミノキシジル内服薬

②ミノキシジル外用薬

③フィナステリド・デュタステリド内服薬

について、ひとつずつ解説していきます。

①動悸が起こりやすいのはミノキシジル内服薬

AGA治療薬の中で動悸ともっとも関係しやすいのが、ミノキシジルの内服薬です。

その理由は、ミノキシジルが「髪のための薬」として作られた成分ではなく、もともとは血圧を下げる目的で開発された成分だからです3

ミノキシジルには、血管を拡張して血流を増やす作用があります。

この働きによって頭皮の血流が良くなり、毛根に酸素や栄養が届きやすくなることで、発毛がうながされます。

一方で、内服薬として体内に取り込まれると、この血管拡張作用は頭皮だけでなく全身に及ぶため、体質や体調によっては次のような反応が起こることがあります。

実際、日本皮膚科学会のガイドラインでも、ミノキシジル内服はAGA治療として推奨されておらず、使用にあたっては注意が必要な治療と位置づけられています4

とくに、

・もともと動悸を感じやすい方

・血圧や心臓に不安がある方

・40代以降で体調変化を感じやすくなっている方

では、ミノキシジル内服による体への負担を強く感じることも少なくありません。

そのため、

「効果は感じていたけれど、動悸が怖くて続けられなかった」

「不安になって途中でやめてしまった」

という声が多いのも、ミノキシジル内服薬の特徴のひとつです。

では、飲み薬ではなく頭皮に塗るタイプならどうなのでしょうか。

同じミノキシジルでも、体への影響はまったく違ってきます。

②ミノキシジル外用でも動悸が起こることはある?発生確率は?

ミノキシジル外用薬で動悸が起こる可能性はゼロではありませんが、内服薬と比べるとかなり低いと考えられています。

その理由は、外用薬が基本的に頭皮の局所で作用するように設計されているからです。

ミノキシジル外用薬は、毛根まわりの血管を広げて血流を増やすことで発毛をうながしますが、その作用の中心はあくまで頭皮であり、内服薬のように全身の血流に影響を与えるわけではありません。

ただし、外用薬であっても、上記のような使い方をすると、有効成分が通常より多く体内に吸収され、全身に作用が及ぶ可能性があります。

実際、ミノキシジル外用薬の添付文書でも、動悸やめまいなどの全身症状が起こることがあると注意喚起されています5

ただし、これらは頻繁に起こる副作用として扱われているわけではありません。

さらに、日本皮膚科学会のガイドラインでは、ミノキシジル外用はAGA治療として、行うよう強く勧めるとされており、安全性と有効性のエビデンスが確立された治療として位置づけられています6

ただし、推奨されている治療であっても、体質や体調によって動悸などの全身症状を感じる方がいるのも事実です。

そのため、動悸が気になる場合は、ミノキシジルそのものが体質に合っていない可能性も考えられます。

では、ミノキシジルを使わずに、フィナステリドやデュタステリドの内服薬だけで治療することはできるのでしょうか。

その現実を、次のパートで見ていきます。

③フィナステリド・デュタステリドで動悸は起こるのか?発生確率は?

フィナステリドやデュタステリドによる動悸は、ミノキシジルと比べるとかなりまれとされています。

その理由は、これらの薬が血管や心臓に直接作用するタイプの薬ではないからです。

フィナステリドとデュタステリドは、AGAの原因となるDHT(ジヒドロテストステロン)を作り出す「5α還元酵素」という酵素の働きを抑えることで、抜け毛の進行を遅らせる薬です7

つまり、ミノキシジルのように血管を広げたり、血流を増やしたりする作用はありません。

そのため、動悸が起こりやすい仕組みをもった薬ではないのです。

実際、フィナステリドおよびデュタステリドの添付文書においても、動悸は一般的な副作用としては記載されていません89

報告されている副作用の多くは、性機能やホルモンバランスに関連するものが中心です。

ただし、ここで大切なのは、

「動悸のリスクがほとんどない」=「体調の変化が一切起こらない」ではない

という点です。

ホルモンの働きに影響する薬である以上、

・なんとなく体調が変わった

・動きにくさやだるさを感じた

・以前と違う違和感がある

といった変化を感じる方がいるのも事実です。

そのため、「ミノキシジルでは動悸が出たけれど、フィナステリドやデュタステリドに切り替えてからも、なんとなく体調がすぐれない」というケースも、ゼロではありません。

そして、ここで多くの方がぶつかるのが、「ミノキシジルが使えない状態で、フィナステリドだけ続ける意味があるのか?」という疑問です。

次の項目では、ミノキシジルを中止したあと、内服薬だけで薄毛はどこまで改善できるのかを、現実的に見ていきます。

ミノキシジルが使えない場合、フィナステリドだけで薄毛は改善するのか?


「ミノキシジルで動悸が出てしまった。でも、フィナステリドだけでも続ければ、薄毛はよくなるのだろうか…」

こうした疑問を持つ方は少なくありません。

実際、AGA治療には「抜け毛を抑える薬」と「発毛をうながす薬」があり、それぞれ担っている役割が異なります。

そのため、ミノキシジルを使えない状態で治療を続けると、治療のバランスが変わってくることになります。

このあと、フィナステリドがどんな役割の薬なのか、そしてミノキシジルが使えないと何が起きるのかを、順番に見ていきましょう。

フィナステリドは「抜け毛を抑える」治療で、発毛治療ではない

フィナステリドは、AGAの原因となる男性ホルモン(DHT)の働きを弱めることで、抜け毛の進行を遅らせるための薬です。

髪が抜けていくスピードをゆるやかにし、「これ以上悪くならないようにブレーキをかける」役割を担っています。

AGAでは、男性ホルモンの一種であるテストステロンがDHTに変わることで、毛根にダメージを与え、髪の成長期が短くなっていきます。

フィナステリドは、このDHTをつくる「5α還元酵素」の働きを抑えることで、毛根へのダメージそのものを減らす仕組みの薬です10

そのため、フィナステリドを服用すると、

抜け毛の本数が減る

細くなりかけていた髪が抜けにくくなる

といった変化は期待できます。

一方で、ここで知っておいてほしいのは、
フィナステリドには「新しく髪を生やす力」はほとんどないという点です。

すでに細くなってしまった毛や、目に見えてボリュームが減ってしまった部分を、太く・多く増やしていく作用は弱いのです。

そのため、

「抜け毛は減ったけれど、見た目があまり変わらない」

「地肌の透け感が改善した感じがしない」

と感じる方も少なくありません。

フィナステリドは、AGA治療においてとても大切な薬ですが、それだけで発毛治療を完結させることは難しいのが現実です。

この違いが、ミノキシジルを使えない場合に、多くの方が行き詰まりを感じる理由につながっていきます。

ミノキシジルが使えないと「生やす手段」がなくなる

フィナステリドが「抜け毛を抑える薬」だとすると、ミノキシジルは「髪を育てて増やす役割」を担う薬です。

ミノキシジルは、毛根まわりの血流を増やすことで、休んでいた毛根を「髪をつくるモード」に戻し、髪の成長期を延ばして1本1本を太く育てる働きがあります。

そのため、AGA治療では一般的に、

①フィナステリドで「抜け毛のブレーキ」をかける

②ミノキシジルで「髪を育てるアクセル」を踏む

という2つを組み合わせて治療が行われます。

ところが、動悸などの理由でミノキシジルを使えなくなると、この「アクセル」の役割がなくなってしまいます

その結果、

「抜け毛は減った気がするけど、増えた感じがしない」
「見た目のボリュームが変わらない」

といった状態になりやすく、治療を続けているのに実感が得られないという行き詰まりが起こります。

実際、ミノキシジルで増えた毛は、使用をやめると維持されず、数か月で元に戻ってしまうことが報告されています11

つまり、ミノキシジルが担っている「生やす力」は、AGA治療において非常に大きいのです。

だからこそ、ミノキシジルが体質的に使えない方は、今の治療を続けても、この先どうなるのだろうと不安を感じやすくなります。

この状態が続くと、

「薬だけで本当にここから先、改善できるのだろうか」

と感じる方も少なくありません。

動悸の心配なく薄毛改善を目指せる「毛髪再生治療」とは?


「薬を使うのは不安だけれど、何もしないまま薄毛が進んでいくのも怖い…」

そんな方にとって、近年あらためて注目されているのが、再生医療による薄毛治療です。

再生医療とは、病気やケガの治療だけでなく、加齢による肌や髪のエイジングの改善などにも応用されている医療分野で、自分自身の細胞の働きを再活性化させることで、組織の回復や再生を促すことを目的としています。

実際に再生医療は、

・関節の修復

・神経や脳の研究(認知症など)

・美容医療

そして薄毛治療

といった、さまざまな分野で応用が進められています。

 

毛髪再生治療も、その延長線上にある医療であり、ミノキシジルやフィナステリドのように薬で体に負担をかける治療ではなく、毛根や頭皮が本来もっている回復力を引き出すという考え方に基づいています。

その中心となるのが、「幹細胞」「幹細胞培養上清液」です。

「幹細胞」は、体内にもともと存在する細胞

「幹細胞」と聞くと、

「人工的につくられた特別な細胞なのでは?」

「体に入れて大丈夫なの?」

と不安に感じる方も少なくありません。

しかし実際には、幹細胞は私たちが生まれたときから体の中に存在している細胞です。

血管、皮膚、臓器など、体を形づくるあらゆる組織は、幹細胞によってつくられ、日々入れ替わりながら維持されています。

髪の毛も例外ではありません。

毛根の中には、髪を生み出すための幹細胞が存在し、毛包(毛を育てる器官)の環境を支える役割を担っています。

ところが、AGAや加齢、炎症などの影響によって、この幹細胞の働きが弱くなると、髪の成長スイッチが入りにくくなり、細く短い毛しか育たなくなってしまいます

毛髪再生治療は、この弱ってしまった細胞の環境を立て直すことを目的にした治療です。

再生医療による薄毛治療とは

毛髪再生医療では、幹細胞そのものではなく、幹細胞を培養する過程で分泌される「幹細胞培養上清液」を頭皮に注入して治療を行います。

この上清液には、成長因子やサイトカイン、エクソソーム(細胞同士の情報をやり取りする物質)などが含まれており12、毛根まわりの細胞に働きかけて、

・炎症を抑える

・傷ついた細胞を保護する

・髪を生やすためのシグナルを整える

といった作用が期待されています。

毛髪再生医療は、薬で無理に薄毛の進行を止める治療ではありません。

幹細胞培養上清液によって、体に備わっている再生力を引き出し、根本的な薄毛改善を目指す治療です。

そのため、

・動悸が不安でミノキシジルが使えない方

・内服薬の副作用が心配な方

・持病などで薄毛治療をあきらめていた方

にとって、現実的に検討できる薄毛治療の選択肢となっています。

副作用が不安な方でも続けやすい毛髪再生治療が選ばれる理由


「薬の副作用が怖くて、薄毛治療に踏み出せない」

「一度体調を崩してしまい、もう内服薬は不安…」

AGAや薄毛の悩みを抱えていても、こうした理由から治療をためらっている方は少なくありません。

毛髪再生治療が選ばれている背景には、薄毛を改善したいという気持ちと、体への不安の両方を大切にできる治療であることがあります。

内服薬に頼らず、毛根環境そのものに働きかけるこの治療には、副作用に不安がある方にとって現実的なメリットがいくつもあります。

内服薬が使えない・持病がある方でも薄毛治療を検討できる

一般的な薄毛治療薬は、

①血行をコントロールする(ミノキシジル)

②ホルモンの働きを抑える(フィナステリド・デュタステリド)

といった形で、全身に作用するのが特徴です。

そのため、

・動悸が出やすい

・肝機能障害がある

・心疾患・高血圧・低血圧がある

といった方は、内服薬を使えず、薄毛治療そのものをあきらめざるを得なかったケースも少なくありません。

一方、毛髪再生治療では、生まれたときから体の中に存在している幹細胞の働きを利用し、頭皮の気になる部分にだけアプローチします。

全身の血流やホルモンをコントロールするのではなく、毛根の環境そのものを整える治療であるため、体への負担が少なく、持病のある方でも検討しやすいのが大きな特徴です。

そのため、

「内服薬で動悸が出てしまった」

「持病があってAGA治療を断念していた」

という方が、現実的な選択肢として毛髪再生治療を選ぶケースが増えています。

動悸などの内服薬の副作用がほとんど起こらない

毛髪再生治療の最大のメリットのひとつが、内服薬で問題になりやすい副作用がほとんど起こらないことです。

一般的なAGA治療薬は、全身に作用するため、体質によって次のような症状が起こることがあります。

〇ミノキシジル
血管を拡張して血流を増やす作用があり、
血圧や心臓に影響し、動悸やめまいが出ることがあります13

〇フィナステリド・デュタステリド
男性ホルモンに関わる酵素(5αリダクターゼ)を抑制するため、
性欲減退、勃起機能不全(ED)、射精障害、まれに抑うつ症状などが報告されています14
15

毛髪再生治療では、こうした薬を体内に取り込む必要がありません。

使用するのは、もともと身体の中にある成分を培養して得られた「幹細胞培養上清液」であり、血圧やホルモンを直接操作するものではありません

そのため、動悸やホルモン系の副作用が起こりにくいのが特徴です。

また、毛髪再生医療では、治療の効果だけでなく、安全性についても確認されています。

幹細胞培養上清液や幹細胞由来エクソソームを用いた毛髪再生治療では、毛の本数や太さの改善が確認されており、治療に関連する重篤な副作用は報告されていません。


1)Al Ameer S, Al-Zahrani N, Al-Mutairi B, Al-Mubarak L, AlSheikh M, Alkhalifa A, et al.
Exosomes and hair regeneration: A systematic review of the current clinical evidence.
Clinical, Cosmetic and Investigational Dermatology. 2025;18:45-60.
2)Oh HA, Kwak J, Kim BJ, Jin HJ, Park WS, Choi SJ, Oh W, Um S. Migration Inhibitory Factor in Conditioned Medium from Human Umbilical Cord Blood-Derived Mesenchymal Stromal Cells Stimulates Hair Growth. Cells. 2020;9(6):1344. doi:10.3390/cells9061344.

服薬治療よりも効果を実感しやすい

内服薬による薄毛治療では、見た目の変化を実感するまでに6〜12か月程度かかるのが一般的です(2021年8月改訂(第1版) 5α還元酵素1型/2型阻害薬 男性型脱毛症治療薬 デュタステリドカプセル添付文書。
2023年8月改訂(第4版)*2023年6月改訂(第3版) 5α-還元酵素Ⅱ型阻害薬◎男性型脱毛症用薬◎ フィナステリド錠添付文書。)。

一方、毛髪再生治療は、髪を生み出す毛母細胞や毛包環境を再活性化させることで、毛根レベルからの回復を目指す治療です。

そのため、

「髪のハリやコシが出てきた」

「地肌の透け感が変わってきた」

といった変化を、比較的早い段階で感じる方が多いのも特徴です。

当院では、治療後2か月で約85%の方がポジティブな変化を実感されています。

「薬を飲み続けているのに、変わらなかった」

「やっと効いている感じがした」

と感じる方が多いのは、アプローチそのものがまったく違うからなのです。

薄毛治療が「薬だけ」では限界を迎える理由


「きちんと薬を飲んでいるのに、思ったほど変わらない」

「続けているのに、むしろ行き詰まっている気がする」

こうした声が出てくるのは、決して珍しいことではありません。

結論から言うと、薄毛治療が薬だけで限界を迎えやすいのは、従来の治療は、毛根がまだ元気であることを前提にしているからです。

つまり、毛根そのものが弱っている状態では、どれだけ薬を使っても、十分な効果を引き出しにくくなってしまいます。

従来の治療は「毛根が元気であること」が前提だった

内服薬や外用薬によるAGA治療は、抜け毛の原因を抑えたり、血流を改善したりすることで、髪が成長しやすい環境を薬の力で整える治療です。

ただしこれは、毛根そのものを修復・再生する治療ではなく、症状の進行を抑えることを主な目的とした対症的なアプローチと言えます。

さらに、こうした薬の効果は、使っている間だけ続くという特徴があります。

そのため、実際には一生涯にわたって飲み続けることが前提になりやすい治療でもあります。

ところが、加齢や薄毛が長年にわたって進行すると、

・毛根が小さくなる

・髪を生み出す細胞の働きが弱る

といった変化が起こり、薬の効果を実感しづらい状態になっていきます。

毛根が弱ると、薬の効果を十分に引き出せなくなる

加齢やAGAの進行によって、髪を生み出すもととなる幹細胞は、少しずつ数が減り、働きも低下していきます。

その結果、

血流を増やしても毛が太くならない

抜け毛を抑えても密度が戻らない

といった状態が起こりやすくなります。

つまり、毛根の髪を生やす力そのものが弱っていると、薬で後押ししても十分に反応できなくなるのです。

内服治療で「効果が出ない」「途中でやめてしまう」理由

一般的な内服薬による薄毛治療では、見た目の変化を実感するまでに6〜12か月程度の継続が必要になることが多くあります。

その間、

・毎日決まった時間に飲み続ける負担

・飲み忘れによる不安

・初期脱毛に驚いてやめてしまう

といった理由で、治療を途中で中断してしまう方も少なくありません。

また、オンライン診療などで手軽に薬が手に入る一方、医師による経過観察やサポートが少ないと、「効いているのかどうか分からない」状態が続き、モチベーションが下がってしまうこともあります。

こうして、

「効果がない」

「続けられない」

という行き詰まりが生まれてしまうのです。

内服薬治療と毛髪再生医療の根本的な違い

これまでの薄毛治療と毛髪再生医療の違いを、 「毛根を畑に例えて」整理すると、次のようになります。

これまでの内服薬・外用薬による薄毛治療は、 血流やホルモンに働きかけて、髪が育ちやすい条件を整える治療です。

例えるなら、 やせた畑に水や肥料を与えて、何とか作物を育てようとする方法に近いと言えます。

一方、毛髪再生医療は、 弱ってしまった毛根まわりの細胞環境そのものにアプローチし、 髪が自然に育つ「土台」から立て直すことを目指す治療です。

言い換えると、 薬による治療が前の状態で前に進む治療だとすれば、 毛髪再生医療は 育ちにくくなった環境を整え、髪が健やかに育つ状態に近づける治療と言えます。

当院の毛髪再生治療「ReGrowメソ」とは?


当院には、これまでさまざまな薄毛のお悩みを抱えた方がご来院されています。

年齢や進行度だけでなく、

「動悸が出てしまった」

「体調への影響が不安で、薬を続けられなかった」

といった理由で、内服治療に踏み切れなかった方・途中で中断された方も少なくありません。

実際に当院にご相談いただく方の約8割が、「薄毛は気になるけれど、薬を飲み続けることに抵抗がある」「体に負担をかけずに治療したい」という思いを抱えています。

ReGrowメソは、そうした方のために選ばれている毛髪再生治療です。

実際に当院には、次のようなお悩みを持つ方が来院されています。

こうした方が、「薬に頼らない薄毛治療」としてReGrowメソを選択されています。

当院で薄毛が改善した症例

当院の毛髪再生治療「ReGrowメソ」による症例の一例です。

変化の出方は、薄毛の原因・進行度・生活習慣などによって異なりますが、頭皮環境を整えることで、髪の密度や太さの改善につながるケースがあります。

上:47歳男性(治療6回)/つむじの透け感が改善(6か月後)
中央:30歳男性(治療6回)/頭頂部の密度が改善(6か月後)
下:33歳男性(治療6回)/生え際の密度が改善(7か月後)


※効果の現れ方には個人差があります。

発毛に特化して培養した幹細胞培養上清液を使用

当院で使用している幹細胞培養上清液は、国内で流通している製品を複数比較したうえで、発毛効果が確認されているものを選定して使用しています。

とくに当院では、臍帯(へその緒)由来の幹細胞培養上清液を100%使用しています。

臍帯由来の幹細胞は、脂肪由来や歯髄由来のものと比べて、体に異物として認識されにくく、免疫的な刺激が少ないことが報告されており、体へのなじみやすさという点でも薄毛治療に適した性質を持っています16

さらに、当院で使用している培養上清液は、発毛に関わる働きに着目して培養されており、毛髪の成長に重要な成長因子のひとつであるKGF(ケラチノサイト増殖因子)を豊富に含んでいる点が特徴です17

実際に、国内で広く流通している幹細胞培養上清液との比較評価では、毛髪の密度・太さのいずれにおいても、約2倍の向上が確認されています。

治療効果と安全性に配慮した医療体制

毛髪再生治療は、「幹細胞培養上清液を使えばそれで良い」という単純なものではありません。

どの成分を、
どの頭皮の状態に、
どの方法で届けるかによって、
効果の出方や安全性は大きく変わります。

当院では、医師が薄毛の原因や進行度、頭皮の状態を確認したうえで、一人ひとりに合わせた治療計画を立ててから施術を行います。

また、幹細胞培養上清液の注入には、水光注射という専用の医療機器を使用しています。

塗布や噴霧と違い、成分が流れ落ちにくく、必要な部位に均一に、ムダなく届けられる方法です。

治療後の赤みや腫れなどについても、医師・看護師が経過を確認しながらフォローを行い、安全性に配慮した体制で治療を提供しています。

無理なく通院を続けられる立地・診療体制

薄毛治療は、1回で終わるものではなく、一定期間、継続して行うことが大切です。

そのため当院では、通いやすさにも配慮しています。

当院は銀座駅から徒歩4分の立地にあり、仕事帰りや予定の合間でも無理なく通院できる環境です。

また、予約制で待ち時間を抑え、カウンセリングから施術まで一貫して対応することで、「毎回説明が違う」「相談しにくい」といった不安が出にくい体制を整えています。

落ち着いて治療に向き合えることも、治療を受けるうえで大切な要素のひとつです。

毛髪再生医療の費用について


ReGrowメソの料金は、1回22万円(税込)です。

決して安価な治療ではありませんが、

・使用する幹細胞培養上清液の質
・発毛を目的とした培養方法
・水光注射による注入技術
・医師による管理体制

まで含めた費用となっています。

当院が大切にしているのは、「とりあえず上清液を打つ」ことではなく、発毛目的で意味のある治療を、医療としてきちんと行うことです。

無料カウンセリングでは、現在の状態に合わせた治療回数や方針についてもご説明していますので、不安がある方もご相談いただけます。

動悸は「治療を見直すサイン」かもしれません


AGA治療中に動悸を感じると、怖くなってしまうのは当然です。

動悸は、治療が間違っているというよりも、今の治療が体質や体調に合っているかを見直すサインとして現れることがあります。

AGA治療で使われる薬の中には、動悸と関係しやすい薬(とくにミノキシジル内服)と、比較的関係しにくい薬(フィナステリド・デュタステリド)があり、影響の出方が同じではありません。

もしミノキシジルが体質的に使えない場合、フィナステリドだけでは、抜け毛の進行を抑えることはできても、見た目を増やすための発毛の手段が足りなくなることがあります。

その結果、

「続けているのに実感がない」

「この先どうなるのだろう」

と行き詰まりを感じやすくなります。

だからこそ、無理に服薬を続けることが最善とは限りません。

薬に不安がある方にとっては、薬に頼らず毛根環境そのものに働きかける毛髪再生治療という選択肢もあります。

毛髪再生治療は、動悸やホルモンへの影響を心配せずに、発毛の土台から立て直せる治療です。

「もう失敗したくない」「安心して薄毛治療を続けたい」と感じた方は、まずは状態を整理するところから、一度ご相談ください。

参考文献

  1. 公益社団法人日本毛髪科学協会『改訂版ヘアサイエンス』(2023年)41、42ページ。
  2. 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版。
  3. 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版。
  4. 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版。
  5. 壮年性脱毛症における発毛剤 ミノキシジル配合外用液5%「FCI」富士化学工業株式会社 添付文書。
  6. 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版
  7. 2021年8月改訂(第1版) 5α還元酵素1型/2型阻害薬 男性型脱毛症治療薬 デュタステリドカプセル添付文書。
    2023年8月改訂(第4版)*2023年6月改訂(第3版) 5α-還元酵素Ⅱ型阻害薬◎男性型脱毛症用薬◎ フィナステリド錠添付文書。
  8. 2023年8月改訂(第4版)2021年8月改訂(第1版) 5α還元酵素1型/2型阻害薬 男性型脱毛症治療薬 デュタステリドカプセル添付文書。
  9. 2023年8月改訂(第4版)*2023年6月改訂(第3版) 5α-還元酵素Ⅱ型阻害薬◎男性型脱毛症用薬◎ フィナステリド錠添付文書。
  10. 2023年8月改訂(第4版)*2023年6月改訂(第3版) 5α-還元酵素Ⅱ型阻害薬◎男性型脱毛症用薬◎ フィナステリド錠添付文書。
  11. 壮年性脱毛症における発毛剤 ミノキシジル配合外用液5%「FCI」富士化学工業株式会社 添付文書。
  12. 上田実「改訂版 驚異の再生医療~培養上清が世界を救う~」(株式会社扶桑社 2022年)156~158ページ。
  13. 壮年性脱毛症における発毛剤 ミノキシジル配合外用液5%「FCI」富士化学工業株式会社 添付文書。
  14. 2021年8月改訂(第1版) 5α還元酵素1型/2型阻害薬 男性型脱毛症治療薬 デュタステリドカプセル添付文書。
  15. 2023年8月改訂(第4版)*2023年6月改訂(第3版) 5α-還元酵素Ⅱ型阻害薬◎男性型脱毛症用薬◎ フィナステリド錠添付文書。
  16. Mastrolia I, et al. “The immunomodulatory properties of mesenchymal stem cells: from bench to bedside.” Stem Cell Research & Therapy. 2019.
  17. Greco V., Chen T., Rendl M., et al. “A Two-Step Mechanism for Stem Cell Activation during Hair Regeneration.” Cell 2009;137(6): 1014-1025. DOI:10.1016/j.cell.2009.04.026. など