「見た目を早く変えたい」「でも手術はちょっと怖い」「薬の副作用も気になるし…」
薄毛治療を考えるとき、多くの人が抱えるのは「自分に合った方法がわからない」という不安です。
そんな中で注目されるのが「自毛植毛」と「毛髪再生注射」。
どちらも髪を増やす治療ですが、そのアプローチはまったく異なり、向いているニーズも大きく分かれます。
たとえば、「とにかく見た目の変化を優先したい」「額のM字部分や生え際のデザインにこだわりたい」という方には、毛根ごと移す植毛が向いています。
外科的な手術になるためダウンタイムはありますが、その分、定着すれば半永久的に自分の髪として伸び続けるという確実性が魅力です。
一方で、「手術は避けたい」「副作用の少ない治療で、髪の生える力そのものを取り戻したい」といった方には、毛髪再生注射がぴったりです。
こちらは成長因子やエクソソームを注入して、弱った毛根を活性化させる再生医療。
ダウンタイムもほとんどなく、薬が合わなかった方や女性にも選ばれています。
つまり、植毛は「毛を補う治療」、毛髪再生注射は「毛を育て直す治療」。
求める結果やライフスタイル、薄毛の進行度によって、適した選択はまったく変わってきます。
この記事では、それぞれの治療がどんなニーズに応えるのかを徹底比較。
どちらが良いではなく、あなたにとって正しい選択を見つけるためのガイドとしてご活用ください。
誤った判断を避け、納得のいく一歩を踏み出すために、まずは違いを知ることから始めましょう。
目次
毛髪再生注射と植毛、どちらを選ぶべき?

薄毛治療には大きく、内服・外用薬、毛髪再生注射、植毛の3つの選択肢があります。

なかでも最近は、薬だけに頼らずに改善したい、飲み始めた頃ほどの効果を感じにくくなってきたという理由から、植毛や毛髪再生注射の選択をする方が増えてきました。
どちらも「髪を増やす」というゴールは同じですが、アプローチや得られる変化のイメージは大きく異なります。
毛髪再生注射と植毛の主な違いを、一覧で比較してみましょう。

毛髪再生注射は今ある毛根の働きを支える治療、植毛は別の場所から毛根を移して髪を補う治療です。
ここからは、それぞれの治療方法について詳しく説明します。
毛髪再生注射は、成長因子の力で細胞の力を呼び覚ます治療のこと
毛髪再生注射とは、髪の成長に関わる細胞に、成長因子やエクソソームなどの有効成分を直接届けることで、弱ってきた毛根の働きを再び活性化させていく治療です1。

内服薬や外用薬は、「抜け毛を抑える」「血流をよくする」といったサポートはできても、髪を作り出す細胞そのものの働きを大きく変えることには限界があります。
とくに毛根の細胞は、加齢・生活習慣・ストレス・ホルモンバランスの変化などの影響で少しずつ弱りやすく、どれだけ治療を続けても「効果が頭打ちになる」と感じる大きな原因になります。
そこで、根本から毛根を整える役割を果たすのが毛髪再生注射です。
注射に含まれる成長因子やエクソソームが、弱った細胞の働きを後押しすることで、髪を生やす力そのものを底上げしていきます。

薬で「進行を抑える」だけでなく、髪をつくる土台そのものに働きかけられることが、ほかの治療との大きな違いです。

植毛は毛根ごと移植する外科的手法のこと
植毛は、後頭部など毛が残っている部分から健康な毛根を採取し、薄くなった部位に移植する外科的な治療です2。

毛根ごと移すため、定着すればそのまま自分の毛として伸び続けることが特徴です。
一方で、手術になるため麻酔が必要で、移植部や採取部に赤み・腫れ・かさぶたなどのダウンタイムがあります。
また、採取した部分に小さな傷跡が残る可能性があること、そしてすべての移植毛が思ったように定着するとは限らない点も理解しておく必要があります。
植毛は「毛を補う治療」であり、毛根そのものの働きを高める治療ではありません。
そのため、ボリュームを一気に増やしたい場合には向いていますが、髪を生やす力そのものを高めたい場合には、毛髪再生注射などとの組み合わせを検討することもあります。
◀ 表は左右にスクロールできます ▶
| 毛髪再生注射 | 自毛植毛 | |
|---|---|---|
| 治療の考え方 | 髪をつくる力を高める | 別の場所から髪を補う |
| ダウンタイム | ほとんどなし | あり(手術が必要) |
| 向いている方 | 薬の服用や手術に抵抗がある方 ▶治療について詳しくみる | ボリュームを一気に増やしたい方 |
どちらの治療が向いている?

同じ薄毛治療でも、毛髪再生注射と植毛では、それぞれ適した方が異なります。
それぞれの特徴を理解しておくことで、自分に合った治療を選びやすくなります。
毛髪再生注射が向いているのはこんな方
毛髪再生注射は、「根本から薄毛を改善したい」と考えている方と相性のよい治療です。
内服薬や外用薬では物足りなさを感じてきた方でも、髪をつくる細胞そのものにアプローチできるため、発毛の実感につながりやすくなります。

また、生え際やつむじ・分け目など、気になる部分にピンポイントで注入できるため、「この部分を集中的に生やしたい」というニーズにも応えやすいのが特徴です。

さらに、薬のように全身に広く作用するのではないため、よく言われている動悸や性機能障害・初期脱毛などの副作用の心配もありません。
● 動悸が起きない理由
ミノキシジルのように血管拡張作用がない
=心拍への影響なし
● 性機能低下が起きない理由
フィナステリドのようにホルモン(DHT)を抑えない
=性機能ホルモン系に干渉しない
● 初期脱毛が起きない理由
ミノキシジルの「ヘアサイクル促進」による一時的脱毛ではなく、
毛根環境を整えるタイプの作用のため初期脱毛はなし。
必要な部位に局所的に働きかける治療なので、「身体への負担をできるだけ少なくしながら、髪を増やしたい」という思いとも両立しやすい治療です。
こうした点から、毛髪再生注射は次のような方に向いています。

毛髪再生注射よりもほかの治療が適している可能性がある方
毛髪再生注射は、現在残っている毛根の働きを支え、髪が育ちやすい環境を整える治療です。
そのため、薄毛が長期間進行し、髪がほとんど生えていない部分や、生まれつき毛根がない部分に、新しく髪を補いたい場合には十分な変化を得にくいことがあります。
また、M字部分や生え際の形を大きく変えたい方、1回の治療で毛根そのものを補いたい方には、自毛植毛の方が適している可能性があります。
植毛が向いているのはこんな方
植毛は、後頭部などに残っている元気な毛根を移植して、毛根そのものを補う治療です。
細胞の働きを高めるタイプの治療とは目的が異なり、「毛を増やしたい部分に、確実に毛根を追加する」治療です。
次のような方には、植毛が向いています。

植毛よりもほかの治療が適している可能性がある方
植毛は、薄毛部分に毛根を移植できる一方、外科的な手術が必要です。
そのため、手術や麻酔に抵抗がある方、術後の腫れや赤み、かさぶたなどのダウンタイムを避けたい方には、負担が大きいと感じられる可能性があります。
また、広い範囲に毛根が残っており、今ある髪を活かしながら全体の密度やボリュームを改善したい方には、毛髪再生注射などの治療が適している場合があります。
結局、毛髪再生注射と植毛はどちらがいい?

毛髪再生注射と植毛は、どちらか一方が優れているわけではありません。
現在の頭皮や毛根の状態と、どのような改善を目指したいかによって、適した治療は異なります。
まだ毛根の働きが残っており、手術を避けながら今ある髪の密度やボリュームを改善したい場合は、毛髪再生注射が選択肢になります。
一方、長期間にわたって髪がほとんど生えていない部分に毛根を補いたい場合や、M字部分・生え際の形を大きく変えたい場合は、自毛植毛が適している可能性があります。

また、治療を選ぶ際は、見た目の変化だけでなく、手術への抵抗、ダウンタイム、必要な治療回数、費用なども含めて考えることが大切です。
自分では毛根の状態や薄毛の進行度を判断しにくいため、どちらにするか迷っている場合は、頭皮の状態を確認したうえで、希望に合った治療を医師と相談しましょう。
いま毛髪再生注射が注目されている理由

薄毛治療にはさまざまな方法がありますが、
「副作用がこわくて、薬飲み続けることに抵抗がある」
「手術や長いダウンタイムには耐えらえない」
といった理由から、治療の一歩を踏み出せない方も少なくありません。
内服薬は効果が期待できる一方で、副作用の不安から治療を断念してしまう方も多いと思います。
また植毛は、確実性が高い反面、手術にともなう負担やダウンタイムがどうしても避けられません。
こうした背景から、「できるだけ身体への負担を抑えつつ、根本的に薄毛を改善したい」というニーズが高まり、その答えのひとつとして毛髪再生注射が選ばれています。
◀ 表は左右にスクロールできます ▶
| 毛髪再生注射 | 自毛植毛 | 内服薬 | |
|---|---|---|---|
| 目指すこと | 根本から薄毛改善を目指す | 見た目の改善 | 抜け毛を抑える・発毛を促す |
| 副作用への不安 | 比較的少ない | 手術に伴うリスクがある | 全身性の副作用の可能性 |
| 身体への負担 | 比較的少ない | 手術やダウンタイム | 全身に作用する |
| 継続の必要性 | 一定期間治療後、状態に応じてメンテナンス | 基本的に不要 ※状態により異なる | 毎日の服薬が必要(中止すると元に戻る) |
| 費用目安 | 月々4,000円~ (※医療ローン適用時) ▶詳細をみる | 数十万~100万円以上 | 月数千円~1万円程度 |
再生医療による「毛髪再生治療」って?薄毛は改善する?

再生医療とは、もともと私たちの体に備わっている再生する力を引き出し、失われた機能の回復を目指す医療です。
病気やケガの治療だけでなく、近年では加齢に伴う機能低下への応用も進んでおり、皮膚や関節、神経領域、美容医療など、さまざまな分野で研究・治療が行われています。

髪の毛は、毛根の中にある細胞が正常に働くことで生え続けていますが、加齢やストレス、生活習慣の影響によって、その働きは少しずつ弱っていきます。
毛髪再生治療は、こうした弱ってしまった細胞の働きを再び整え、発毛しやすい状態へ導くことを目的とした治療です。
「幹細胞」は、体内にもともと存在する細胞
再生医療と聞くと、
「人工的につくられた特別な細胞なのでは?」
「体に入れて本当に大丈夫なの?」
と不安を感じる方も少なくありません。
しかし、再生医療で重要な役割を果たす幹細胞は、私たちが生まれたときから体の中に存在している細胞です。
血管や皮膚、臓器など、私たちの体を形づくる組織はすべて幹細胞によってつくられ、日々入れ替わりながら維持されています。
髪の毛も例外ではなく、毛根の中には髪を生み出すための幹細胞が存在し、毛包環境を支える重要な役割を担っています。
再生医療による薄毛治療とは
毛髪再生治療は、薄毛の進行を一時的に抑えたり、見た目を補ったりする治療ではなく、毛根まわりの細胞環境そのものを整えることを目的とした治療です。
幹細胞培養上清液に含まれる成長因子やエクソソームなどの有効成分を頭皮に注入し、自分の細胞が本来もっている再生力を後押しすることで、髪が育ちやすい状態へと導いていきます。

植毛のように外科的な手術を行う治療ではなく、毛根や頭皮環境を内側から整えていくアプローチである点が、毛髪再生治療の大きな特徴です。
そのため、
「治療後のダウンタイムが気になり、植毛に踏み切れなかった方」
「体への負担をできるだけ抑えた形で薄毛治療を検討したい方」
といった、植毛を選択肢として考えていた方の中でも、治療方法に慎重になっていた層に選ばれています。
また、植毛を検討する方の中には、持病があり内服治療が難しい方や、全身に作用する治療に不安を感じている方も少なくありません。
毛髪再生治療は、こうした背景を持つ方にとっても選ばれやすい治療といえます。
持病があっても諦めない。毛髪再生による薄毛治療のメリット

薄毛治療に関心はあっても、
「持病があり、内服薬による治療ができなかった」
「過去に副作用が出てしまい、治療を続けられなかった」
「手術やダウンタイムが心配で、植毛には踏み切れなかった」
といった理由から、治療を諦めていた方も少なくありません。
こうした場合でも、薄毛治療そのものを諦める必要はありません。
毛髪再生治療は、身体への負担をできるだけ抑えながら、髪を生み出す力そのものに働きかける治療として、これまで治療の選択肢が限られていた方にも選ばれています。
◀ 表は左右にスクロールできます ▶
| 毛髪再生治療 | 内服治療 | |
|---|---|---|
| 持病がある方 | 服薬不要のため薬が飲めない方にも選ばれている | 薬の飲み合わせによって難しい場合も |
| 副作用 | 頭皮へ局所的に注入するため起こりにくい | 全身に作用するため副作用の可能性がある |
| 効果実感の目安 | 2か月で85%の方が効果を実感8 ▶実際の症例をみる | 6~12か月程度かかる |
ここでは、なぜ毛髪再生治療が、「内服薬が使えない方」「副作用に不安を感じていた方」「ダウンタイムを避けたい方」にとって現実的な選択肢となっているのか、その理由を整理していきます。
持病があっても薄毛治療ができる

一般的な薄毛治療で用いられる内服薬は、血流やホルモンに作用することで発毛を促す治療です。
そのため、効果が期待できる一方で、全身に作用するという特性があり、持病の内容や服用中の薬との兼ね合いによっては、医師が内服薬の使用を勧めない場合があります。
一方、毛髪再生治療は、幹細胞培養上清液を頭皮の気になる部分へ局所的に注入する治療です。

血流やホルモンに直接作用する治療ではないため、内服薬による治療が難しい方にとっても選択肢のひとつとなる場合があります。
また、植毛のような外科的治療では、術後の感染予防として抗生物質や痛み止めが処方されることがありますが、毛髪再生治療は外科手術を伴わないため、治療にあわせて新たな内服薬を追加する必要がない点も、持病のある方に選ばれている理由のひとつです。
薄毛治療でみられる副作用がほとんど起きない

薄毛治療をためらう大きな理由のひとつが、副作用や治療による身体への負担への不安です。
薄毛治療には、内服薬、植毛、毛髪再生治療などいくつかの選択肢がありますが、治療方法によっては、体への影響や治療後の生活への負担が気になり、なかなか一歩を踏み出せない方も少なくありません。
たとえば、内服薬による薄毛治療では、ミノキシジルやフィナステリド、デュタステリドなどを用いて、血流やホルモンの働きに作用させることで発毛を促します。
効果が期待できる一方で、全身に作用するため、体質によっては動悸、血圧への影響、性機能に関する不調、気分の落ち込みなどがみられることがあります。
また、植毛治療は外科的手術を伴うため、術後の腫れやダウンタイム、感染予防のための投薬などに不安を感じる方もいらっしゃいます。
一方、毛髪再生治療の最大のメリットは、薄毛治療で懸念されてきた副作用がほとんど問題にならない点にあります。
実際に、幹細胞培養上清液や幹細胞由来エクソソームを用いた毛髪再生治療の臨床研究では、毛髪の本数や太さ、成長速度の改善が報告される一方で、治療に関連する重大な副作用は報告されていません。

1)Al Ameer S, Al-Zahrani N, Al-Mutairi B, Al-Mubarak L, AlSheikh M, Alkhalifa A, et al.
Exosomes and hair regeneration: A systematic review of the current clinical evidence.
Clinical, Cosmetic and Investigational Dermatology. 2025;18:45-60.
2)Oh HA, Kwak J, Kim BJ, Jin HJ, Park WS, Choi SJ, Oh W, Um S. Migration Inhibitory Factor in Conditioned Medium from Human Umbilical Cord Blood-Derived Mesenchymal Stromal Cells Stimulates Hair Growth. Cells. 2020;9(6):1344. doi:10.3390/cells9061344.
そのため、
・副作用が心配で治療に踏み出せなかった方
・過去に内服治療で体調面の不安を感じたことがある方
・できるだけ身体への負担を抑えた治療を選びたい方
にとっても、毛髪再生治療は安心して選びやすい選択肢といえます。
毛髪再生治療は効果実感が早い

一般的な薄毛治療では、治療を開始してから見た目の変化を実感するまでに、6か月〜12か月程度の継続が必要とされることが多く、不安を感じながら治療を続ける方も少なくありません。
また、植毛治療の場合も、手術後すぐに完成するわけではなく、毛髪が定着し、自然な状態に落ち着くまでには数か月から1年以上かかることがあります。
一方、毛髪再生治療では、治療の途中段階から抜け毛の減少や髪のハリ・コシの変化を感じる方もいます。
実際に当院では、治療開始から約2か月の時点で、85%の方がポジティブな発毛の変化を実感されています。
「抜け毛が減ってきた」「髪にボリューム感が出てきた」など、早い段階で変化を確認できることも、治療を前向きに続けやすい理由のひとつです。
薬や植毛だけでは満足できないと感じる方が増えている背景

薄毛治療には、内服薬や植毛といった確立された選択肢があります。
実際に、これらの治療によって改善を実感できている方も多く、決して間違った治療というわけではありません。
ただ一方で、
・副作用や身体への負担が気になり、治療を続けにくい
・手術やダウンタイムへの不安から、植毛に踏み切れない
・一定の変化はあっても、これ以上の改善を感じにくい
といった理由から、現在の治療方法が「自分には合わない」と感じ始める方がいるのも事実です。
これは治療の選択を誤ったからではなく、薄毛の進行度や毛根の状態、体質や生活背景によって、治療との相性が変わってくる段階に入っているためと考えられます。
◀ 表は左右にスクロールできます ▶
| 毛髪再生治療 | 自毛植毛 | 内服・外用薬 | |
|---|---|---|---|
| 治療の考え方 | 髪を生やす前の状態を整える | 髪を移植して見た目を補う | 抜け毛を抑え、発毛を促す |
| 髪を生やす力へのアプローチ | 髪をつくる細胞の働きをサポート | 移植した毛根の定着を目指す | 毛根が働いていることを前提に発毛を促す |
| 向いている方 | 髪をつくる根本から整えたい方 ▶詳しくみる | ボリュームを増やしたい方 | 薄毛の進行を抑えたい方 |
このあとでは、薬や植毛に共通する考え方と、その限界、そして毛髪再生治療がどのように位置づけられる治療なのかを整理していきます。
これまでの治療は、「毛根が元気であること」が前提になっている

これまで一般的に行われてきた薄毛治療は、毛根そのものがまだ機能していることを前提に設計されています。
たとえば内服薬や外用薬による治療では、抜け毛の原因を抑えたり、血流を改善したりすることで、髪が育ちやすい環境を整えることを目的としています。
また、植毛治療も、毛包が残っている部位に健康な毛髪を移植することで、見た目の改善を図る治療です。
この場合も、移植した毛が定着し、成長していくためには、頭皮環境や毛根まわりの状態がある程度保たれていることが重要になります。
しかし、加齢や薄毛の進行により、髪を生み出すもととなる幹細胞は、少しずつ数が減り、働きも低下していきます。


こうした状態になると、抜け毛の原因を抑えたり、血流を改善したりする治療や、見た目を補う治療だけでは、思ったような変化を感じにくくなることも少なくありません。
毛髪再生治療は、髪を「生やす」前に環境を整える治療
毛髪再生治療を理解するうえで大切なのが、「髪が育つ環境」に目を向けるという考え方です。
髪の毛は、毛根さえあれば自然に生えてくるものではありません。
毛根のまわりの血流や栄養状態、細胞の働きなど、髪が育つための土台となる環境が整ってはじめて、健やかな発毛が起こります。
この関係をわかりやすく例えると、毛根は「畑」、髪の毛は「作物」のようなものです。
環境が整っていない畑では、水や肥料を与えても作物は十分に育ちません。
これは、毛根の働きが弱った状態で、刺激だけを与えている治療に近い状態といえます。
一方で、畑の土台から整えることで作物が育ちやすくなるように、
毛髪再生治療は、髪を無理に生やそうとするのではなく、毛根まわりの細胞環境を整え、本来備わっている発毛力を後押しする治療です。

髪を生み出す細胞が働きやすい状態をつくることで、発毛が起こりやすい環境へと導いていきます。
そのため、これまでの治療で思うような変化を感じられなかった方や、毛根の働きそのものが弱ってきたと感じている方にとって、毛髪再生治療は、髪を生やすことを目的としながら、その土台となる「育つ環境」から整えていく治療です。
当院ならではの毛髪再生治療「ReGrowメソ」とは

毛髪再生治療に関心を持っても、「どのクリニックで受けるか」は大きな判断ポイントになります。

当院には、
内服治療で副作用が出てしまった方
持病などの理由から内服薬の使用が難しかった方
体への負担を理由に治療の継続を悩まれていた方
を中心に、さまざまなお悩みを抱えた患者様が来院されています。
実際に、来院される方の約8割は、内服治療の副作用に悩まされた経験や持病で内服薬の服用が出来ないとお悩みをお持ちの方です。

その中には、
「薄毛は気になるけれど、薬を飲み続けることに抵抗がある」
「植毛も検討したが、手術やダウンタイムを考えると踏み切れなかった」
「体調や日常生活への影響を考えると、不安の方が先に立ってしまう」
といった思いを抱えていた方も少なくありません。
そうした背景から、身体への負担をできるだけ抑えながら、髪を生やす方法として毛髪再生治療という選択肢を知り、来院される方が増えています。

国内唯一の発毛注射専門クリニックだからできる治療
銀座ステムファインクリニックは、国内唯一※の発毛注射を専門に提供しているクリニックです。
一般的なAGAクリニックでは、内服薬や外用薬、注入治療などを組み合わせて治療するケースがあります。
一方、当院では発毛注射に特化し、内服薬や外用薬とのセット売りをせず、発毛注射単体で薄毛改善を目指します。

毎日薬を飲んだり塗ったりする必要はなく、月1回を目安に発毛注射を受けるのが基本です。
治療回数は頭皮や毛髪の状態によって異なりますが、6回程度をひとつの目安としています。
目標とする状態に達した後は治療終了を目指し、ご希望に応じてメンテナンス治療を行うことも可能です。
毎日の服薬や塗布を前提とせず、満足できる状態になったら治療終了を目指せるのが、発毛注射専門クリニックである当院の治療の考え方です。
※当院調べ。「国内唯一」とは、セット提案を前提とせず、発毛注射単体での治療を中心にご提案する専門クリニックであることをさします。患者様の状態やご希望に応じて、その他の治療をご案内する場合がございます。効果には個人差があります。
発毛注射のみで薄毛改善を目指した症例
当院の毛髪再生治療は、生え際や頭頂部、分け目など、薄毛が気になる部分を狙って直接注入できるのが特徴です。
以下は、内服薬や外用薬を併用せず、毛髪再生注射のみで薄毛の改善がみられた症例です。

上:47歳男性(治療6回)/つむじの透け感が改善(6か月後)
中央:30歳男性(治療6回)/頭頂部の密度が改善(6か月後)
下:33歳男性(治療6回)/生え際の密度が改善(7か月後)
※効果の現れ方には個人差があります。

上:48歳女性(治療2回)/つむじの透け感が改善(2か月後)
中央:43歳女性(治療4回)/頭頂部の密度が改善(4か月後)
下:53歳女性(治療7回)/頭頂部の密度が改善(7か月後)
また、当院で毛髪再生治療を受けた患者様へのアンケートでは、治療開始2か月時点で85%がポジティブな発毛変化を実感しています3。
発毛注射単体で薄毛改善を目指すため、当院では使用する製剤・一人ひとりに合わせた治療設計・注入方法にもこだわっています。
頭皮注入3,000件以上|発毛効果を目指すための3つのこだわり
毛髪の状態や薄毛のお悩みは、一人ひとり異なります。
当院では、決まった治療を一律に行うのではなく、患者様の頭皮や毛髪の状態を確認したうえで、一人ひとりに合わせた治療を行うことを大切にしています。
そのうえで、発毛効果を目指すために「製剤」「治療設計」「注入方法」の3つにこだわっています。
①50種類以上を比較し、発毛に適した製剤を選定
幹細胞培養上清液は、原料となる組織や培養方法などによって、含まれる成長因子などに違いがあります。
当院では、国内で流通する50種類以上の製剤を比較し、発毛への作用を重視して製剤を選定しています。
使用しているのは、臍帯由来の幹細胞培養上清液です。
臍帯由来の幹細胞は、骨髄や脂肪由来の幹細胞と比べて、増殖性が高く、組織の修復や再生に関わる成長因子などを分泌する特徴が報告されています4。
また、当院が使用する製剤は、毛髪の成長に関わるKGF(ケラチノサイト増殖因子)を、比較した他社製品の約1.7〜2.4倍含有しています。

KGFは、毛包を構成する細胞の増殖などに関わり、毛髪の成長を支える成長因子のひとつです。
さらに、当院が使用する製剤を頭皮へ注入した評価では、投与前と比較して、約2週間後に毛髪密度・毛髪の太さが2倍強に増加した結果が確認されています。

治療に使用する製剤は、効果だけでなく品質も重要です。
当院では、国内GMP準拠の環境で品質管理され、細菌やウイルスなどについて安全性を確認した製剤を使用しています。

②経過を確認しながら、一人ひとりに合わせて治療を調整
薄毛の状態やお悩み、目指したい状態は一人ひとり異なるため、当院では同じ治療を一律に行うのではなく、患者様の状態に合わせて治療方針を決めています。
問診をもとに医師が頭皮や毛髪の状態を確認し、ご希望に応じてマイクロスコープによるチェックも行います。そのうえで、注入する範囲や治療回数などを決定します。
さらに、施術ごとに頭皮の反応や毛髪の変化を確認し、必要に応じて治療方針を微調整しています。
③水光注射で必要な部分へムラなく直接注入

発毛を目指すためには、使用する製剤だけでなく、必要な成分を頭皮へどのように届けるかも重要です。
当院では、薬剤を毛根付近まで均一に届けるため、水光注射を採用しています。
水光注射は、複数の極細針を使って一定の深さへ少量ずつ注入する方法です。
薬剤の液漏れを抑えながら、頭皮へ均一に注入できるのが特徴です。

痛みの感じ方には個人差がありますが、シャープペンの芯の先で軽く刺されるような感覚と言われる方が多いです。
発毛注射単体だから、シンプルで分かりやすい料金設定
当院では、内服薬や外用薬とのセット売りをせず、発毛注射単体のシンプルで分かりやすい料金設定にしています。
発毛注射ReGrowスタンダードは、月々4,000円〜※、カウンセリング・初診料・再診料は無料です。
また、治療費の負担を抑えて始めたい方に向けて、モニター制度や他院からの乗り換え割引もご用意しています。
※医療ローンを利用した場合の月々の支払額です。治療プランにより金額は異なります。
初めての方でもご安心ください

当院では、周囲を気にせずご相談・治療を受けていただけるよう、来院からお帰りまでプライバシーに配慮した環境を整えています。
毛髪再生注射は月1回程度の治療が基本のため、仕事や日常生活と両立しながら通院していただけます。
ご予約は24時間Webから受け付けているため、ご自身の好きなタイミングで簡単にご予約いただけます。
「まずは話だけ聞いてみたい」という方も、お気軽にご相談ください。
銀座ステムファインクリニックの毛髪再生治療について詳しくみる
よくある質問

毛髪再生注射と植毛の違いは何ですか?
毛髪再生注射と植毛では、髪を増やすための方法が異なります。
毛髪再生注射は、今ある毛根の働きを支え、自分の髪が育ちやすい環境を整える治療です。一方、植毛は、後頭部などから採取した毛根を薄毛部分へ移し、髪を補う治療です。
毛根の働きが残っており、手術を避けながら髪の密度やボリュームを改善したい方には毛髪再生注射、毛根がほとんど残っていない部分や生え際に髪を補いたい方には、植毛が適している可能性があります。
どちらが合うかは、薄毛の範囲や進行度、希望する仕上がりによって異なるため、頭皮の状態を確認したうえで選ぶことが大切です。
毛髪再生注射は何回くらいで効果が出ますか?
2か月ごろには「産毛が増えた」「抜け毛が減った」などの小さな変化を感じる方が多く、見た目の変化は4〜6か月あたりから実感しやすくなります。
髪の成長サイクルに沿って改善していくため、太さ・コシ・密度などが少しずつ整っていくイメージです。

どのくらいの間隔で通うのが効果的ですか?
基本的には月1回のペースで続けるのがもっとも効果的です。
もし早めに変化を感じたい場合は、最初の数回だけ2〜3週間に1回の間隔で集中的に行う場合もあります。
髪をつくる細胞は徐々に活性化していくため、一定期間きちんと継続していくことが、結果をしっかり出すための大切なポイントです。
痛みやダウンタイムはありますか?
注入時には、針によるチクッとした軽い刺激を感じる程度です。
「シャープペンの先で軽くつつかれたような痛み」と表現される患者様が多いです。
当院では振動デバイスを併用し、痛みを感じにくくする工夫も行っています。
ダウンタイムはほとんどなく、赤み・内出血が出ても数時間から数日以内におさまり、治療当日から大きな生活制限はありません。
治療後に日常生活で気をつけることはありますか?
当日は、
・激しい運動・サウナ・飲酒を控える
・頭皮を強くこすらない
・施術後7時間は洗髪を避ける
といった点に気をつけると安心です。
とはいえ、生活への大きな制限はほとんどなく、翌日には普段どおりに過ごすことができます。
植毛との併用はできますか?
はい、可能です。
むしろ組み合わせることで相乗効果が期待できる場合も多くあります。
具体的には、
植毛前:頭皮環境を整え、生着しやすい状態をつくる
植毛後:移植毛と既存毛をどちらも強く育てるサポートに
といった形での併用が代表的です。
植毛と再生医療は役割が異なるため、「どちらか一方」ではなく、目的に合わせて最適に組み合わせるのも選択肢の一つです。
AGA内服薬との併用はできますか?
はい、問題なく併用できます。
内服薬:AGAの進行を抑える役割
毛髪再生注射:髪をつくる細胞そのものを活性化する役割
と、アプローチが異なります。
研究論文でも、併用治療を行うことで有意な結果が出ると示されています5。
一方で当院では、副作用への不安から内服薬を続けられない方にも治療を受けていただけるよう、内服薬を併用せず、毛髪再生治療単独で改善を目指せる治療を提供しています。
女性でも受けられますか?
もちろん、女性でも治療を受けられます。
女性はホルモンバランスの影響でびまん性の薄毛になりやすいため、負担が少なく自然に増やせる毛髪再生は、女性とも相性がよい治療です。

治療の安全性が心配です。
当院では、国内のGMP認定施設で製造された臍帯由来の幹細胞培養上清液のみを使用しています。
製造ロットごとに、上場企業の研究機関にて人体に有害な物質が含まれていないかを徹底的に検査し、厳しい安全基準をクリアしたものだけを採用しています。
また、50種類以上の幹細胞培養上清液の中から、安全性・成分・エビデンスの観点で厳選した数種類のみを選び、治療の目的に合わせて使い分けています。
できる限りリスクを抑え、安全性を最優先にした環境で治療を受けていただける体制を整えています。

毛髪再生注射ができない人はいますか?
以下に該当する場合は、治療をお控えいただく場合がございます。
・頭皮に強い炎症・湿疹がある
・妊娠・授乳中
・重い持病がある
医師が頭皮の状態や体調を確認し、安全に治療できるか判断します。
まずはお気軽にご相談ください。
毛髪再生注射はどんな人に向いていますか?
毛髪再生注射は、薬だけでは限界を感じている方や、より本質的なアプローチを求める方に向いています。

これからの発毛は、再生する時代へ

毛髪再生注射と植毛は、どちらも髪を増やす治療ですが、アプローチは大きく異なります。
植毛は毛根そのものを移植するため、ボリュームをしっかり増やしたい場合に向いています。
一方、毛髪再生注射は、弱った毛包や毛母細胞の働きを再び引き出し、本来の発毛力そのものを高めていく治療です。
どの治療が適しているかは、頭皮の状態や求める変化によって変わります。
広い範囲で毛根が残っていない場合は植毛が選ばれやすく、まだ毛根が残っていて薬の効果に限界を感じている方には、毛髪再生注射が合いやすい傾向があります。
最近は、土台づくりとボリュームの両方をめざして、植毛と再生医療を組み合わせるケースも増えています。
銀座ステムファインクリニックの「ReGrowメソ」は、臍帯由来の幹細胞培養上清液を使い、弱った毛根の生み出す力を高める治療です。
「植毛までは踏み切れないけれど、自分の毛でしっかり改善したい」という方にも選ばれています。
とはいえ、「どちらが自分に合っているのか」「再生医療で改善できる状態なのか」は、一人ひとり異なります。
大切なのは、治療を急いで決めることではなく、まず今の状態を知ること。
頭皮環境や進行度を正しく把握することで、自分にとって無理のない選択肢が自然と見えてきます。
髪の悩みは、これからの生活や自信にも関わる大切なテーマです。
選択肢が広がっている今だからこそ、希望や不安を丁寧に整理しながら、あなたにとって最適な一歩を一緒に見つけていきましょう。
参考文献
- 上田実「改訂版 驚異の再生医療~培養上清が世界を救う~」(株式会社扶桑社 2022年)156~158ページ。
- 前田憲寿「第Ⅰ編毛髪再生研究の最先端・第1章 脱毛症の頭髪移植治療」(『毛髪再生の最前線』株式会社シーエムシー出版、2020年)119,120,121ページ。
- 治療名:幹細胞セクレトーム(臍帯由来)『ReGrowメソ』(実施2ヶ月目調査)│調査期間:2024年5月30日~6月24日│調査機関:自社調べ│調査方法:電話アンケート│回答者数:20名
- Petrenko Y, et al. “Comparison of Human Bone Marrow, Adipose Tissue, and Wharton’s Jelly Mesenchymal Stem Cells.” Scientific Reports. 2020.
- Kamali-Dolat Abadi M, Yousefi G, Dehghani F, Shahrabi S, Farokhi M, Tavakoli F, et al.
The effect of mesenchymal stem cells derived-conditioned media in combination with oral anti-androgenic drugs on male pattern baldness: An animal study.
Cell Journal. 2023;25(11):790-800.





