HOMEコラム再生医療エクソソーム点滴に“若返り”の期待は妥当?期待される6つのポイント・効果を解説

エクソソーム点滴に“若返り”の期待は妥当?期待される6つのポイント・効果を解説

「最近なんとなく体がだるい」「年齢とともに肌や髪の変化が気になってきた」

——そんな“まだ病気ではないけれど気になる不調”、あなたにも思い当たることがありませんか?

そんな悩みを解決する可能性があるとして、注目を集めているのが「エクソソーム点滴療法」です。

肌の再生や疲労回復、免疫調整など、多角的に体のバランスを整える働きがあるとされ、広まりつつあります。

しかし、実は今、エクソソーム治療に関しては、厚生労働省からも注意喚起が出されているのをご存じでしょうか?

エビデンスの不明瞭な製剤の使用や、基準を満たさないクリニックでの施術が問題視されており、安全性の確保が求められているのです。

多くのトラブルの原因は、「効果があるらしい」という曖昧な情報だけで、信頼性の確かでないクリニックを選んでしまったことにあります。

医療の世界では、“何をするか”と同じくらい、“誰に相談するか”が重要です。

この記事では、エクソソームとは何かという基礎知識から、効果・副作用・施術の流れ、そして後悔しないためのクリニックの選び方まで、患者目線でわかりやすく解説します。

「本当に自分に必要な治療なのか知りたい」「信頼できる情報で判断したい」—

—そんな方のために、後悔しない選択のためのヒントをお届けします。

そもそもエクソソームとはどんなもの?

「エクソソームって聞いたことあるけれど、正直よくわからない…」

そう感じている方も多いのではないでしょうか。

エクソソームとは、細胞から分泌される非常に小さな膜小胞(直径30〜150nm)で、細胞間の情報伝達に重要な役割を果たす存在です。

この小さな構造体には、タンパク質や脂質、RNAなどが含まれており、それらを他の細胞に運ぶことで、体内のさまざまな調整機能を担っています

たとえば、細胞がストレスや炎症状態にあるとき、エクソソームを介してその情報が周囲の細胞に伝達され、修復や防御の働きを促します。

最近では、病気の早期発見や治療への応用に加えて、美容やアンチエイジングの分野でも注目されています。

具体的には、肌や髪の修復炎症の緩和免疫の調整などに働きかけることで、体の内側から若々しさをサポートしてくれると考えられています。

つまり、エクソソームは“細胞が放つメッセージ”のような存在であり、再生医療や美容医療の最前線を支えるカギとも言えるでしょう1

幹細胞培養上清液との関係

最近、美容医療の現場では「幹細胞培養上清液点滴」や「エクソソーム点滴」という言葉を耳にする機会が増えています。

実はこの2つ、明確に分かれているわけではありません

というのも、幹細胞培養上清液にはエクソソームが豊富に含まれているため、クリニックによっては「エクソソーム点滴=幹細胞培養上清液点滴」と表現されることもあるからです。

※幹細胞培養上清液とは?:ヒトの幹細胞を培養する過程で得られる上澄み液のことで、成長因子やエクソソームなど、細胞の働きを助ける有効成分を豊富に含んでいます。

※《「図:幹細胞→上清液→エクソソーム」みたいな図》※

こんなお悩みの方におすすめ

「検査では異常がないのに、なんとなく不調が続いている」

「年齢とともに肌や体の衰えを感じる」

そんな“まだ病気ではないけれど気になる症状”に悩む方が、近年とても増えています。

エクソソーム点滴は、こうした「病気とまでは言えないけれど、なんとなく体調がすぐれない」そんな不調や年齢による変化に寄り添う新しいアプローチとして注目されています。

以下のようなお悩みを持つ方に、とくにおすすめです。

こんな方におすすめ

  1. 肌の老化(シミ・シワ・たるみ)が気になる人
  2. 慢性的な疲労感が抜けない人
  3. 薄毛・抜け毛に悩んでいる人
  4. 睡眠の質が悪い・不眠気味の人
  5. 病気ではないけれど、なんとなく不調が続く人
  6. 将来の健康を見据えて予防医療に関心がある人

①肌の老化(シミ・シワ・たるみ)が気になる人

「昔はもっと透明感があったのに…」

「最近、疲れて見えると言われる」

そんな変化を感じていませんか?

年齢とともに減少するコラーゲンやエラスチンの産生をサポートし、肌のターンオーバーを整える働きがあるとされているのが、エクソソームです。

肌細胞の修復を促進し、紫外線や乾燥などのダメージを受けた肌の再生を助けることで、ハリや潤いのある肌へ導きます2

②慢性的な疲労感が抜けない人

「しっかり寝たのに疲れが取れない」 「日中ずっとだるい」

そんな状態が続くと、心まで重く感じてしまいますよね。

エクソソームは細胞のエネルギー代謝を整える働きがあるとされ、ミトコンドリア機能の改善や炎症の抑制を通じて、疲労感の軽減につながる可能性があるとされています3

実際、「なにをしてもだるかったけど、点滴後にスッと体が軽くなった気がした」という声もあるようです。

③薄毛・抜け毛に悩んでいる人

「最近、生え際が気になる」 「分け目が目立ってきた…」

そんな髪の悩みは、年齢とともに多くの人が抱えるものです。

エクソソームは毛包にある細胞の働きをサポートし、毛根の環境を整える可能性があるとされています。

髪が生まれる土台にアプローチできるため、抜け毛の予防や発毛のサポートが期待されているのです。

ヘアケアだけでは改善が難しいと感じていた方やAGA治療薬に抵抗がある方にとって、新たな選択肢のひとつになるかもしれません。

④睡眠の質が悪い・不眠気味の人

「眠りが浅くて夜中に目が覚める」 「朝起きてもスッキリしない」

そんな睡眠の悩みは、疲労や肌トラブルにも影響を与える大きな要因です。

エクソソームには、自律神経の調整や炎症の抑制を通じて、体のリズムを整える働きが期待されています。

間接的に睡眠の質を高め、深い休息につながるため、「薬に頼りたくないけど改善したい」と感じている方にはうれしい選択肢といえるでしょう。

⑤病気ではないけれど、なんとなく不調が続く人

「とにかく毎日だるい」 「体調がパッとしないけど、病院では“異常なし”」

そんな“未病”の状態にモヤモヤしている方はいませんか?

エクソソームは、細胞レベルで全身のバランスを整える作用があるとされ、そうした原因がはっきりしない不調にも働きかけることができます4

西洋医学では対応が難しい「なんとなくの不調」にアプローチできる点も、支持されている理由のひとつです。

⑥将来の健康を見据えて予防医療に関心がある人

「今は元気だけど、このままでいいのか不安」 「健康寿命を延ばしたい」

そんな“未来の自分”に投資したい方にも、エクソソーム点滴はおすすめです。

加齢やストレスによる細胞機能の低下を予防することで、病気になりにくい体づくりをサポートする役割が期待されています。

“病気になる前に整える”という予防医療の考え方にマッチする治療法として、今後ますます注目が集まりそうです。

エクソソーム点滴による若返り効果

「本当に見た目が若返るの?」 「ただの話題性では?」

そう感じている方もいらっしゃるかもしれません。

エクソソーム点滴は、体の内側からさまざまな若返り効果が期待できる治療法です。

これは、エクソソームに含まれる再生因子が細胞の機能回復をサポートすることで、全身のアンチエイジングにつながるためです5

具体的には、以下のような効果が期待できるとされています。

期待できる効果主なしくみ
抗炎症作用慢性炎症を抑え、細胞の老化や損傷を予防
疲労回復・健康維持活性酸素の抑制や代謝バランスの改善
肌質改善コラーゲン産生を助け、肌のハリやツヤを高める
毛髪ケア毛包への栄養供給を促進し、発毛環境を整える
免疫力の強化エクソソームが免疫調整に関与する報告あり
脳の活性化認知機能や記憶力の改善可能性が研究されている
その他
(肝機能改善など)
肝細胞の炎症を抑える働きにより肝疾患などの改善も

参考文献:落谷孝広・吉岡祐亮「医療を変えるエクソソーム 生体機能から疾患メカニズム、臨床応用まで」(株式会社化学同人、2019年)8、129、132、 134、 139、183、213ページ。

このように、単なる美容効果だけでなく、体全体を若々しく保つための“全身ケア”としても注目されているのが、エクソソーム点滴なのです。

エクソソームの効果はどのくらいで実感できる?

「すぐに効果を実感したい」という方も多いかもしれません。

実際には、初回の施術直後に「肌のツヤが出た」、「疲労感が軽くなった」と感じる方もいますが、多くの場合は3〜5回ほど繰り返すことで徐々に変化を実感するケースが一般的です。

たとえば、「なんとなく肌のくすみが取れてきた」「髪にハリが出てきた気がする」など、体の内側からの小さな変化に気づくようになってきます。

個人差はありますが、継続することで、効果の安定感も増していきます。

エクソソーム点滴の施術の流れと頻度

 

「エクソソーム点滴って、実際にどんなふうに行うの?」

そう思って不安を感じている方もいるかもしれません。

初めての治療は誰でも緊張するものですが、事前に流れや所要時間、ダウンタイムを知っておくことで安心感が生まれます。

ここでは、施術のステップや頻度の目安についてやさしくご紹介します。

施術の流れ

初めてのエクソソーム点滴では、まず医師とのカウンセリングが行われます。

ここで体調や既往歴を確認し、治療内容について丁寧に説明を受けます。

その後、静脈からエクソソーム製剤をゆっくりと体内に投与します。

点滴中は、リクライニングチェアなどでゆったりと過ごすことができ、読書やスマホ操作も可能なことが多いです。

痛みはほとんどなく、一般的な点滴と大きな違いはないため、リラックスした状態で受けられるのが特徴です。

所要時間と施術頻度

エクソソーム点滴療法は、1〜4週間ごとを目安に継続することで効果が出やすくなるとされています。

当院では、目的や状態に応じてペースをご提案していますが、目安としては月1回ペースを半年ほど継続される方が多いです。

所要時間は30〜60分程度

点滴投与のため、基本的には処置後すぐに日常生活へ戻ることができます

忙しい方でも無理なく続けやすい治療です。

当院では、安心して治療を受けていただけるよう、十分な説明と納得いただけるまでのカウンセリングを大切にしていますので、不安や疑問があれば遠慮なくご相談いただけます。

ダウンタイムについて

「終わったあと、しばらく安静にしなきゃいけないの?」と不安に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、エクソソーム点滴は、基本的にダウンタイムがほとんどない治療とされています。

点滴後に多少のだるさや眠気を感じることがあるものの、多くの方はそのまま通常通りの生活に戻れます。

メイクやシャワー、外出も当日からOKな場合がほとんどです。

ただし、まれに針を刺した部分に赤みや内出血が出ることもあるため、大事な予定がある日は前後に余裕をもってスケジュールを立てると安心です。

エクソソーム点滴療法の費用の相場は?

「効果は気になるけれど、エクソソーム点滴ってどれくらいの費用がかかるの?」

そんな疑問を持つ方は少なくありません。

自由診療であるエクソソーム点滴は、使用する製剤の種類や品質、治療方針によって費用に大きな幅があります。

一般的なクリニックでは、1回あたりおよそ数万円〜10万円程度が相場とされており、複数回の施術を前提としたプランでは数十万円になることもあります。

当院では、エクソソームを含む国内で入手可能な50種以上の幹細胞培養上清液の中から、安全性・成分内容・エビデンスの信頼性を徹底的に比較検証し、使用製剤を厳選しています。

さらに、患者さまの目的やお悩みに合わせて、目的別に上清液を使い分けることで、より効果的な治療をご提案しています。

この幹細胞上清液には、エクソソームをはじめ、成長因子やサイトカインなどの生理活性物質(体の修復や再生を助ける物質)が豊富に含まれており、これらを点滴や注射で体内に届けることで、細胞の活性化を促し、美容や疲労回復、組織修復などの作用が期待されています。

「少し高額かもしれない…」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、その分、製剤の品質とパーソナライズ性にこだわった“将来への自己投資”としての価値をご提供しています。

費用に関して不安がある場合も、初回カウンセリングでしっかりと説明を行いますので、ご安心ください。

エクソソーム点滴療法を受ける際の4つの注意点

「エクソソーム点滴って本当に大丈夫なのかな…?」

そんなふうに感じる方も、事前にリスクや注意点を知っておけば、より安心して受けられるのではないでしょうか。

ここでは、治療前に知っておきたい4つのポイントをご紹介します。

①注射針による痛み

点滴と聞くと「痛そう…」と心配になる方もいらっしゃるかもしれません。

エクソソーム点滴も、通常の点滴と同じく注射針を用いて血管に投与する方法のため、針を刺すときのチクッとした痛みを感じることがあります。

ただし、使用される針は細く、経験豊富な医療スタッフが対応することで、痛みは最小限に抑えられます。

リクライニングチェアでリラックスした姿勢のまま処置を受けられる場合もあり、緊張をやわらげる工夫も行われています。

②副作用

エクソソーム点滴は、幹細胞そのものを使わない治療であり、拒絶反応などのリスクが低いとされています。

そのため、重篤な副作用はほとんど報告されていません。

ただし、ごくまれに以下のような反応が出る可能性があります。

・発熱や倦怠感
・注射部位の赤みや腫れ
・一時的なだるさや眠気

また、製剤に対する過敏症がある方など、体質によってはまれにアレルギー反応が起こる可能性もあるため、事前の問診や医師の判断が重要です。

③定期的に治療する必要がある

「1回で効果が出るの?」という声もよく聞かれますが、エクソソーム点滴は基本的に継続的なケアが前提の治療です。

目的や体質により異なりますが、エクソソーム治療の効果の持続期間は、約3ヶ月〜半年程度が目安となっています。

初回から効果を感じる方もいますが、体質改善やエイジングケアを目的とする場合は、月1〜2回を継続していく場合が多く、体調改善や慢性的な疲労のケアでは数週間おきに継続するスタイルもあります。

効果の実感には個人差があるため、無理なく継続できる頻度やプランを相談しながら進めるのがおすすめです。

④献血ができなくなる

あまり知られていない注意点として、エクソソーム製剤の多くは献血制限の対象になるという点があります。

とくに、他者由来の幹細胞培養上清液(間葉系幹細胞由来など)を使用した治療を受けた場合、献血ができなくなる可能性が高いとされています。

これは、製剤にウイルスや未知の病原体が含まれるリスクを完全には排除できないためです。

日本赤十字社でも「再生医療等製品の投与を受けた方は、献血をご遠慮いただく場合があります」との見解を示しています6

安心して治療を受けるためにも、事前のカウンセリングでしっかりと確認することが大切です。

エクソソーム点滴療法を受けられない人

「気になるけれど、自分は受けても大丈夫かな…?」

そんな不安を抱えている方もいらっしゃるかもしれません。

実際に、エクソソーム点滴療法は安全性の高い治療とされていますが、一部の方には推奨されていないケースがあります。

ここでは、事前に確認しておきたい“施術が受けられない代表的なケース”を紹介します。

妊娠中や授乳中の方

妊娠中および授乳中の方には、エクソソーム点滴療法は原則として控えることが推奨されています。

というのも、エクソソーム製剤は胎児や乳児への安全性が確立されておらず、万が一に備えて慎重になる必要があるためです。

大きな副作用の報告はないとはいえ、赤ちゃんの成長や健康に影響が出る可能性を完全には否定できないため、避けた方が安心です。

産後3ヶ月以内の方

産後すぐの時期は、ホルモンバランスや免疫機能が大きく変化しているため、通常よりも体調が不安定になりやすいタイミングです。

この時期に無理に施術を行うと、体への負担や予期せぬ反応が出る可能性もあるため、産後3ヶ月以内の方も治療を控えるのが望ましいとされています。

「まずは体をしっかり回復させること」が何より大切です。

がん、悪性腫瘍の既往または治療中の方

エクソソームは、細胞の成長や修復を促す働きがあるとされています。

そのため、がんや悪性腫瘍の既往がある方、または現在治療中の方に使用することで、がん細胞にも同様の作用を及ぼす可能性があると考えられています7

このような理由から、がんの既往歴がある方には慎重な対応が求められ、ほとんどの医療機関で施術が出来ないケースが多いです。

治療歴がある方は、必ず事前に担当医へ相談するようにしてください。

どのケースも、「絶対にダメ」というよりも“万が一に備えて避ける”という安全配慮が理由となっています。

少しでも該当しそうな方は、医師としっかり話し合ったうえで判断するのが安心です。

エクソソーム点滴の安全性について

「興味はあるけれど、安全性が気になる…」

そう思う方は多いのではないでしょうか。

エクソソーム点滴療法は、幹細胞自体を使用せず、分泌物(上清液)のみを使用する点で、安全性が高いと考えられています。

ただし、製剤の品質や保管管理体制にはクリニックごとに差があるため、実績や品質管理体制が明示されている医療機関を選ぶことが大切です。

ただし“安心=絶対に安全”とは限りません。

事前にチェックしておきたいポイントを見ていきましょう。

基本的には安全性が高いとされている

エクソソーム点滴は、幹細胞を直接使わず、その“分泌物”であるエクソソームを用いることで、拒絶反応や腫瘍化のリスクを避けながら細胞の修復や再生を促すことができるとされています。

このため、幹細胞治療に比べて安全性が高いと考えられているのです 。

とくに、国内で適切に製造・管理された製剤を使い、信頼できる医療機関で施術を受けることで、より安心して治療に臨むことができます。

副作用はほとんど報告されていないが、ゼロではない

エクソソーム点滴は、これまでの臨床使用において重篤な副作用の報告はほとんどありません。

そのため、「比較的安全な治療法」と言われています。

ただし、どんな治療にもリスクはゼロではありません

一部の方に見られる可能性のある軽微な反応としては、下記のようなものがあります。

  1. 一時的な発熱
  2. 倦怠感
  3. 注射部位の腫れや痛み
  4. 軽い頭痛やだるさ など

これらは一過性であることが多く、数日中に自然に治まるとされています。

クリニックによって品質や安全管理に差がある場合も

エクソソーム製剤は自由診療のため、使用する製剤の種類や品質、安全管理のレベルが医療機関によって異なることがあります。

なかには、製造元が不明確な製剤や、保管・使用方法が適切でないものを使用しているクリニックも存在するため、注意が必要です。

信頼できるクリニックを選ぶ際は、以下のような点に注目してみてください。

  • 製剤の由来や成分、検査体制を開示しているか
  • 医師が十分な説明をしてくれるか
  • 安全管理体制やフォローアップ体制が整っているか

「安いから」「口コミが多いから」という理由だけで選ばず、“信頼できるかどうか”を基準にすることが、安全性を高めるカギとなります 。

当院では、国内のGMP準拠細胞培養加工施設で試薬として製造された臍帯由来の培養上清液を、医師の責任において患者さまの同意のもとで使用しておりますので安心して治療を受けていただくことができます。

エクソソーム治療は将来性の高い分野ですが、まだ新しい技術である分、適切な知識と選択がとても大切です。

疑問や不安がある場合は、しっかり医師に確認しながら、自分に合った形で治療を取り入れていきましょう。

よくある質問

エクソソーム点滴に興味はあるけれど、「他の治療とどう違うの?」「自分に合っているのかな?」と、気になることも多いのではないでしょうか。

ここでは、実際によくいただく質問にQ&A形式でお答えしていきます。

エクソソームと幹細胞培養上清液の違いはなんですか?

エクソソームは、幹細胞培養上清液の中に含まれる成分のひとつです。

幹細胞培養上清液は、幹細胞(細胞のもとになる細胞)を培養した際に得られる上澄み液で、成長因子やサイトカインなどを含む「幹細胞の分泌液」の総称で、その中に含まれる情報伝達物質がエクソソームです。

つまり、エクソソームは“培養上清液の中身の一部”という位置づけになります8

エクソソーム点滴療法に向いている人はどんな人ですか?

「最近なんとなく疲れやすい」「肌の調子が良くない」などのはっきりした病気ではないけれど、不調が続いている方におすすめです。

以下のような悩みを持つ方にとくに向いています。

こんな方におすすめ

  1. 肌の老化(シミ・シワ・たるみ)が気になる人
  2. 慢性的な疲労感が抜けない人
  3. 薄毛・抜け毛に悩んでいる人
  4. 睡眠の質が悪い・不眠気味の人
  5. 病気ではないけれど、なんとなく不調が続く人
  6. 将来の健康を見据えて予防医療に関心がある人

このような方にとって、細胞の再活性化や免疫調整効果が期待できるエクソソーム点滴は、予防医療の一環として取り入れやすい治療法といえるでしょう。

エクソソーム点滴とNMN点滴の違いを教えてください。

どちらも「若返り」を目的とした点滴療法ですが、働きかける仕組みが異なります。

NMN点滴:体内でNAD⁺という物質に変換され、エネルギー代謝や老化制御に関与。

エクソソーム点滴:情報伝達を通じて、細胞そのものの修復や再生、炎症の抑制をサポート。

つまり、NMNは体の“内側の代謝”を底上げする役割、エクソソームは“細胞の再生そのもの”に働きかけるイメージです。

エクソソーム点滴は何歳からできますか?

とくに年齢制限は設けられていませんが、多くのクリニックでは20歳以上を目安に施術を行っていることが多いです。

また、実際の施術対象としては、エイジングサインが現れ始める30代〜60代の方に人気があります。

「何歳から」というよりは、“どんな悩みがあるか”や“今の体調をどう整えたいか”に応じて考えるのがおすすめです。

エクソソーム治療をしたら献血は出来ないのでしょうか?

基本的にはエクソソーム治療後は献血ができなくなると考えておく方が安全です。

これは、エクソソームがヒト由来の細胞から製造されたものであるため、安全性の観点から日本赤十字社では献血を制限しているためです9

とくに“培養上清液を用いた自由診療”を受けた場合は、将来的にも献血ができなくなることが多いです。

エクソソームは化粧品として肌に塗るだけでも効果はありますか?

近年、エクソソームを配合した化粧品も登場しています。

ただし、点滴や注入と違い、肌表面からの吸収には限界があるため、医療用の治療と比べると効果の実感度は低くなる可能性があります。

それでも、バリア機能のサポートや炎症抑制といった軽度の効果は期待できるとされており、ホームケアのひとつとして取り入れるのはおすすめです。

「まずは試してみたい」という方には、まずはスキンケアから始めるのも選択肢のひとつです。

まとめ

「最近、なんとなく体の不調を感じる」「年齢とともに老化が気になってきた」

そんな方にとって、エクソソーム点滴療法は“今より少し元気で、美しくなる”ための選択肢のひとつです。

エクソソームには、細胞間の情報伝達を担う重要な役割があり、それを体内に届けることで、肌質の改善、疲労回復、毛髪のケア、免疫のサポートなど、全身に多角的なアプローチができるとされています。

治療は点滴によって行われ、所要時間も短く、ダウンタイムもほとんどありません。

副作用のリスクは少ないとされており、国内で安全に管理された製剤を使用すれば、比較的安心して受けられる治療です。

ただし、自由診療である以上、費用や使用する製剤の質、安全性にばらつきがあることも事実です。

そのため、しっかりと情報を得て、信頼できる医療機関で相談・治療を受けることがなにより大切です。

エクソソーム治療は、医療の進歩とともに可能性が広がっている分野です。

「今の自分に少しプラスしたい」「将来の健康や美しさを守りたい」

そんな前向きな気持ちを大切に、ぜひ一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

なお、当院でも目的に合わせて厳選したエクソソーム製剤を用いた点滴療法を行っております。

もしご興味があれば、お気軽にご相談ください。

カウンセリングのみのご予約も承っております。

参考文献

  1. 落谷孝広・吉岡祐亮「医療を変えるエクソソーム 生体機能から疾患メカニズム、臨床応用まで」(株式会社化学同人、2019年)8、129、132、 134、 139、183、213ページ。
  2. 一般社団法人日本再生医療学会『再生医療~創る、行う、支える』(2019年)13ページ、1524ページ。 ​
  3. 落谷孝広・吉岡祐亮「医療を変えるエクソソーム 生体機能から疾患メカニズム、臨床応用まで」(株式会社化学同人、2019年)8、129、132、 134、 139、183、213ページ。
  4. 落谷孝広・吉岡祐亮「医療を変えるエクソソーム 生体機能から疾患メカニズム、臨床応用まで」(株式会社化学同人、2019年)1~28ページ。
  5. 落谷孝広・吉岡祐亮「医療を変えるエクソソーム 生体機能から疾患メカニズム、臨床応用まで」(株式会社化学同人、2019年)8、129、132、134、183ページ。
  6. 東京都赤十字血液センターへ問い合わせにて確認,2025.06.10。
  7. 落谷孝広・吉岡祐亮「医療を変えるエクソソーム 生体機能から疾患メカニズム、臨床応用まで」(株式会社化学同人、2019年) 129、132、133、134、155、183、213ページ。
  8. 上田実「改訂版 驚異の再生医療~培養上清が世界を救う~」(株式会社扶桑社 2022年)156~158ページ。
  9. 東京都赤十字血液センターへ問い合わせにて確認,2025.06.10。