この記事の監修者
稲本 和也 Inamoto Kazuya
岡山県の倉敷中央病院で初期臨床研修過程修了後に、同院形成外科で後期研修医として採用される。
その後福岡大学形成外科入局、助教として採用難易度の高い手術、再建外科、抗加齢・美容医療を経験。
形成外科学会専門医資格を取得、同大学で医局長就任。
さらなる患者さんの生活の質の向上を目指し、六本松稲本クリニック形成外科、美容皮膚科を開院。
日本形成外科学会専門医/日本美容外科学会(JSAPS)会員/日本美容皮膚科学会会員/日本抗加齢学会/日本創傷外科学会会員
「AGAは発症したら終わり」という言葉を聞いたことがある人も多いでしょう。
「終わり」と言われるのは「髪の毛が抜ける状態」を「放置」していると、どんどん進行してしまうから。
しかし一方で、AGAはすぐに対処すれば薄毛や脱毛をしっかり防ぐことができます。
この記事ではAGAの実態や、AGAの治療にかかる費用やおすすめの方法を紹介。
脱毛や薄毛が気になり始めたけど、何から始めようかと迷っている人はぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
日本人男性の3人に1人はAGA
AGAとは「男性ホルモン型脱毛症」の略称で、思春期以降の男性に多く起こる進行型の脱毛症状です。
じつは日本人男性の3人に1人の割合で「AGAが起こっている」といわれていて、主な原因は「男性ホルモンの乱れ」によるものです。
また、男性ホルモン以外にも遺伝やストレス、飲酒や喫煙などの生活習慣などの複数の原因も作用して起こるともいわれています。
AGAは自然治癒が難しいといわれているため、薄毛や抜け毛が気になり始めたら、そのタイミングで1度、医師に相談するのがおすすめです。
AGAの主な症状は3タイプ
AGAの進行パターンは、薄毛の症状が起こり始めた「部位」に応じて3つに分類されます。
| 名称 | 部位 | 症状の特徴 |
|---|---|---|
| M字型 | ひたいの生え際 | ・日本人に最も多い ・生え際から頭頂部へ 進行していく |
| O型 | つむじの部分 (頭頂部) | ・日本人に多い ・頭皮全体に 広がりやすい |
| U型 | ひたいの部分 (前頭部) | ・日本人には少ない ・前から後ろにかけて 毛が少なくなる |
また、多くのクリニックではAGA進行の判断基準はアメリカの皮膚科医ハンミルトン氏が作成した「ハミルトン・ノーウッド分類」をもとに行われるのが一般的です。
AGAを治す方法とかかる費用
AGAを治す方法とかかる費用は以下の通りです。
| 名称 | タイプ | 費用 | 効果のタイミング | 効果 |
|---|---|---|---|---|
| フィナステリド | 内服薬 | 約3千円~ 5千円/月 | 早くて3か月 通常は半年 | ・抜け毛を予防 ・併用できない 薬は特になし |
| デュタステリド | 内服薬 | 約4千円~ 6千円/月 | 1~3か月 ※個人差あり | ・抜け毛を予防 ・フィナステリドより 効果が強い ・併用に注意な薬あり |
| ミノキシジル | 内服薬 | 約2千円~ 6千円/月 | 4~6か月 | ・発毛を促進 ・内服の方が 体内に吸収されやすい |
| ミノキシジル | 外用薬 | 約1万円/月~ | 6か月~ | ・発毛を促進 |
| メソセラピー (注入治療) | クリニック で行う | 約1万5千円~ 2万円/回 | 6か月~1年 | ・成分を頭皮に 直接注入するので 効果を感じやすい |
| 植毛 | クリニック で行う | 約40万円/回~ | 6~8か月 | ・広範囲に行うほど、 費用が高額 |
| ヘアアートメイク | クリニック で行う | 約10万円~ | 即日 | ・生え際や頭頂部に 専用のインクで描く |
より効果を高めたい人は内服薬、外用薬、クリニックで行う施術などをカスタマイズして行う方法もあります。
予算を抑えて始めたい人は内服薬などから始めるのがおすすめ。
内服薬はオンライン診療で処方してもらえるので、周囲に気づかれにくく、価格も抑えて始められるのが特徴です。
次の項目ではオンラインでAGA治療ができるおすすめのAGAクリニックを紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

稲本医師
内服はもっとも一般的なものがフィナステリドであり、ほとんどのAGA治療に使用されています。
フィナステリドで効果が弱い場合は、より効果の強いデュタステリドに変更を検討することが多いです。
ミノキシジルの内服はフィナステリドなどと併用することで相乗効果が期待できますが、全身の発毛も認めるため注意が必要です。
外用薬に関しては、ミノキシジル外用薬がほとんどのAGA治療に使用されています。
その他の治療は内服や外用治療で効果が弱い場合や、すでに毛根が失われている場合に検討されることが多いです。
まずは、手軽で比較的安価な内服と外用治療で始めてみて、その他の治療にステップアップすることをお勧めします。
対面でドクターに相談!おすすめAGA治療クリニック
AGA治療についてドクターに直接相談できるクリニックは以下の2院です。
初月980円で始められるDr.AGAクリニック
Dr.AGAクリニックの特長
- 初月は1ヶ月分の薬代を980円で処方。診察料・検査費用も無料
- 初回の無料マイクロスコープ診断で頭皮の状態がわかる
- 全院に毛髪診断士が在籍し、丁寧なカウンセリングを受けることができる
Dr.AGAクリニックは東京、埼玉、愛知、京都、大阪、兵庫、福岡にあるクリニックです。
ポイントはなんといっても初月980円という価格でAGA治療をスタートできること。
980円は1ヶ月分の薬代で、マイクロスコープ診断(カウンセリング)、診察、血圧・血液検査はすべて無料です。
お金のことが気になってなかなかAGA治療を始められなかった方も、Dr.AGAクリニックでなら始めやすいでしょう。
効果が出ないときの返金保証あり!駅前AGAクリニック
駅前AGAクリニックの特長
- 効果が出ないときの完全返金保証制度あり
- スマートフォンによる遠隔診療もOK。通院できない・したくないときに便利
- 600パターンの治療法から自分にあったものをチョイスしてくれる
駅前AGAクリニックは、初月1,800円からAGA治療を始められます。
また完全返金保証制度があり、万が一効果が出なかったときは治療費を返金してくれるサービスも。
「効果が出なかったらどうしよう…」という心配を減らせるので、初めてAGA治療をはじめる方でも安心です。
初月は税込1,800円~という安さなので、気軽に治療をスタートできるのもメリットでしょう。
AGAを治すための注意点
AGAを治すための注意点は以下の通りです。
- 3か月~半年ほど経つと、効果を実感しやすくなる
- AGAの治療は基本的には保険適用外
- AGA治療の最初は初期脱毛が起こる
注意点1.3か月~半年ほど経つと、効果を実感しやすくなる
AGAの治療から効果を感じるタイミングには個人差がありますが、一般的に3か月から半年ほどで効果を感じ始めるといわれています。
治療を止めると、再び薄毛が進行しやすくなるので、1年ほど治療を行い、落ち着いたら薬の量を調節して維持していくのがおすすめです。

稲本医師
通常、効果判定は半年をめどに行い、1年は発毛効果が出やすいため、できる限り連日投与や外用でしっかりと生やしていきます。
その後はコストを抑えたいなどであれば、使用頻度を2-3日に1回と減らしてもよいですがゆっくりとAGAが進行してしまうことが多いため、維持目的であれば連日使用をお勧めいたします。
注意点2.AGAの治療は基本的には保険適用外
AGAの治療は基本的に保険適用外です。
AGAによる薄毛や抜け毛はとても辛いですが、命にかかわる病気などではないためです。
ただし、頭皮に炎症があるなどの頭皮トラブルが起こっている場合、炎症の治療が必要なので保険が適用されます。

稲本医師
AGAに対する治療は自費診療となります。
ただ薄毛には全身の疾患やストレスによる病的な薄毛の可能性もあり、その場合は保険での治療が適応となるため、気になる場合は一度皮膚科専門の医師への相談をお勧めいたします。
注意点3.AGA治療の最初は初期脱毛が起こる
AGA治療を始めてすぐの1か月ほどは抜け毛が増えたと感じやすくなります。
抜け毛が増えたと感じるのは「乱れたヘアサイクル」が元に戻ろうとすることで、休止期だった毛が抜けるから。
とくにミノキシジルなどのAGA治療薬を飲むと初期に起こりやすくなりますが、治療薬を飲んでヘアサイクルが安定してくることで、徐々に脱毛は収まります。

稲本医師
初期脱毛は1-2か月が最も多いです。
ただ初期脱毛が多い方は、その分抜けた毛根から太くてしっかりとした新たな発毛が認められることが多いため、その後の発毛効果を実感しやすくなります。
AGAに関するQ&A
AGAに関するQ&Aは以下の通りです。
Q1.AGAとFAGAって何が違うの?
AGAとFAGAの違いは以下の通りです。
AGAは男性に起こりやすく、FAGAは女性に起こりやすい脱毛症状です。
症状の進行や主な原因が異なるため、異なる名称で呼ばれています。
| AGA | FAGA | |
|---|---|---|
| 起こりやすい人 | 男性 | 女性 |
| 主な原因 | 男性ホルモンの乱れ | 女性ホルモンが減り、相対的に男性ホルモンが増えることで起こる |
| 症状 | 局所的に薄くなり、重度だと髪がなくなる | 髪が細くなり、頭頂部や全体が均一に薄くなる |
| 自然治癒 | ほとんどない | ほとんどない |
Q2.AGA治療って一生続けないといけない?
AGAは一生治療をしなければならないというより、効果を実感するまでに数か月かかるので長期戦になることを知っておくことが大切です。
AGA治療は気になったタイミングで、できるだけ早く、スタートすることが効果を高めるポイント。
数か月後に効果が出始め、すぐにAGA治療をやめてしまうと再発することも…。
治療で症状が安定してきたら、徐々に薬を減らしたり、維持したりなど、医師に相談して自分に合うムリのない方法に切り替えていくのがおすすめです。
3.AGA治療薬は個人輸入してもいい?
AGAの治療薬は個人輸入できるものもありますが、個人輸入をした治療薬の使用はすべて自己責任になるので注意が必要です。
たしかに個人輸入すれば、AGAの治療をすることが周囲にバレにくく、通院の手間も省けるかもしれません。
しかし、治療薬を個人輸入すると使用は自己責任になるので、薬が偽物の可能性や粗悪品だった場合も成分が特定しづらいため、医師が対応できないケースも。
また「医薬品副作用被害救済制度」と呼ばれる、薬の副作用による健康被害への国の保証制度も適用されないので、AGAの治療薬はクリニックで処方してもらう方が安心でしょう。
まとめ
- AGAは基本的には自然治癒は難しいので、早期治療が成功のカギ
- AGAの治療はオンライン診療を活用すれば、周囲にバレずに始めやすい
- AGA治療は早いと3か月、遅くとも半年で効果を感じられることが多い



稲本医師
六本松稲本クリニック形成外科、美容皮膚科院長 稲本 和也氏
AGAはとても身近な症状ですので、相談することは特に恥ずかしいことではありません。
実際に私もAGAの家系であり薄毛の兆候がみられたため、20代から治療を始めていますが進行を遅らせることができています。
AGAは早めの治療が重要ですので、少しでも不安であれば一度相談してみてはいかがでしょうか。